2009年2月 8日 (日曜日)

ひきこもり釈迦 大乗の教え編

 印度の雨季は長く激しい、川は氾濫してすべてを流し去る。この時期ひきこもりブッダは竹林から、高台にある信者によって寄進された寺院へと移る。そんな梅雨の時期のお話です。

 弟子唯一のイケメン善男子の阿難(あなん)がひきこもりブッダのところにやってきました。尊いかたブッダよ、今日はどうしてもお尋ねしたいことがあります。我々は信者から布施を集めます。が、もし嘘をついて布施を集めている者がいるとしたら、いかがなものでしょうか。それは良い事でしょうか、悪いことでしょうか。ブッダは答えた、それは悪いことであると。ならばと阿難は一人の弟子の名前をブッダに伝えるのでした。

***

 ひきこもりブッダは不動明王の顔になり弟子の名前を呼んだ、富楼那(ふるな)はおるかと。「へーい」と富楼那は走ってきた。今日も布施をしこたま集めて、すこぶる上機嫌。しかしブッダ様子がおかしい、険悪な空気である、富楼那がもじもじしていると、阿難がもう一度ブッダに問うた。もし嘘をついて布施を集めている者がいるとししたら、それは良い事でしょうか、悪いことでしょうかと。

 それを聞き、富楼那は大変に愕きました。なんだなんだ嘘なんかついていないぞ、お布施をすれば死んだあと天国に行けてガッハッハだと そう教えているだけです。阿難はぐいと詰め寄り、それが嘘でなくてなんなのですかとブッダのほうを振り向いて言った。師よ富楼那に説いてください、高邁なひきこもり説法を。

***

 ブッダは極太のジョイントをふかしなが ら阿難に言った。お前さ、そんなんだからいつまでも悟れねえんだよ。小せえんだよ、大きく考えろよ。おい阿難、女子にもててるからっていい気になんじゃねえぞ。ひきこもりブッダの大乗の教えが始まりました。

 例えばさ、たった一つしか出口のない大きな屋敷があるとするじゃん。その屋敷の奥の部屋でひきこもりチルドレンが遊んでいる。屋敷はオンボロで腐りかけている上、あらゆるところに悪魔が住み、毒蜘蛛が住み、大蛇がいて、長田百合子がいて、 戸塚ヨットスクール校長がいて、レンタルお姉さん連中までいる、そんな危険な化け物屋敷が火事になったとしよう、このままでは全員焼け死んでしまう。ひきこもりチルドレンをこの火事から助け出すにはどうしたらいいか。

 富楼那ならこういうだろう、一番最初に出口にたどりついた子にはWiiかプレステ3かニンテンドーDSのうち好きなものをあげると。ひきこもりチルドレンはダッシュで出口に向かい、魔物につかまることもなく、長田・戸塚・レンタル姉さんの横をすり抜けて、火事の中を外に出ることが出来た。そして出てきた子供全員にニンテンドーDSをあげた。阿難よ、これが嘘であろうか。

 尊いかたそれは嘘ではありません、と阿難は言った。ひきこもりブッダは続けた。だろ、エロ尼にいくらもてたって、こういことは教えてもらえねえだろう、お前の考えは小せえんだ、小乗だ。いい気になんなよ、もっと布施集めて豪邸でも建ててみろ。

 嘘も方便という教えです。阿難は頭を垂れ涙を流しながら、ひきこもりブッダの大乗の教えをかみ締めるのでした。寺院

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2008年8月 8日 (金曜日)

ひきこもり釈迦十大弟子

 誰も望んでいないとは思いますが、ケータイ小説専用のブログを作りました。まとめただけで、内容は同じです。

ひきこもり釈迦十大弟子
http://katsuyamaminoru.cocolog-nifty.com/

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2008年8月 5日 (火曜日)

ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子 目次

#1 ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子1 舎利弗・目連編
#2 ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子2 舎利弗・目連編II
#3 ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子3 羅睺羅編
#4 ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子4 阿難・大迦葉編
#5 ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子5 阿難・大迦葉編II
#6 ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子6 阿那律・優波離・迦旃延・富楼那・須菩提編 Jd01

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2008年8月 4日 (月曜日)

ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子6 阿那律・優波離・迦旃延・富楼那・須菩提編

 阿那律(あなりつ)、インド名アヌルッダ。阿那律はブッダの従兄弟で釈迦族のお金持ちです。ブッダのところまで、たくさんの従者たちにかこまれてやって来ました。でもお金持ちなのはそこまで、全てを捨てて出家します。 

 持ち物も奴隷たちに、全てあげると言って立ち去ろうとしたところ、「こんなのいらないよー、自分もブッダの弟子になる」と言って主人を追い抜いてブッダの弟子になった者がいます。

 優波離(うばり)、インド名ウパーリ。もとは阿那律が主人、優波離が奴隷(理髪師)という関係だったのです。でも、出家してしまえば身分の違いはなしです。優波離は奴隷出身なので体が丈夫、貧しい暮らしにも慣れていたので、きつい修行にも簡単に耐えることが出来ました。仏教の戒律を一番よく守ったのが優波離なんです。

 それに引き換え、元主人の阿那律は修行の疲れからか、ブッダの説法中に寝てしまいます。いったいお前はここに何をしに来たのだ、とつっこまれ、恥ずかしく思った阿那律は、「もう寝ない」と言い張るようになり、本当に寝ないで目を開きっぱなしにしました。ずっと寝ずに目を開けているものですから体も悪くなります、ブッダが心配して医者に連れて行くと、「寝れば治ります」と言われるだけ。でも説法中に寝てしまったことを悔いている阿那律は目を閉じようとせず、結局両目を失明してしまいます。かわいそうな、阿那律。目は見えなくなりましが、悟りを開き、智慧の目を得て、世の中のありとあらゆるものを見通せるようになります。

 迦旃延(かせんねん)、インド名カッチャーヤナ。ブッダ教団も大きくなるといろいろな悪い噂も起こるものです。権力者である国王や貴族が、そんな一勢力を野放しにするわけもなく、どういう団体か取り調べるようになります。「社長を出せ」です。そんなクレーマー、モンスターペアレントをなだめ説得し、布教するのが、迦旃延の仕事でした。ただ相手は権力者ゆえ伝道に失敗すると 殺される危険もある、命懸けの役目です。おしっこをちびったことも一度や二度ではありません。迦旃延は、どんな相手でも説得してみせる論理派でした、クレーマー対策はばっちりなのです。

 富楼那(ふるな)、インド名プンナ。営業担当。庶民相手に未開発の危険な地方までも出張し、布教しました。足で稼ぐが口癖の、行動派のやり手、営業マンです。軽妙な語りとユーモアで人気があり、五百人の信者を集め、五百ものお寺を建てました。抜群の営業成績でブッダに貢献したのです。最後の最後まで布教を続け、営業先で亡くなってしまいます。全身営業マン、それが富楼那でした。

 須菩提(しゅぼだい)、インド名スブーティ。一切は空。色即是空(しきそくぜくう)の空という考えを一番よく理解していたのが須菩提です。それだけです。ブッダの教えの中で「空」という考えは難しく、うまく伝わらなかった。すべったわけです。ブッダが「空」について語るとき、信者はしんとなり、ちっとも心に響かない。あるあるネタを、ないと否定されたような、寒い雰囲気が漂います。そんな中、須菩提だけが「チョー分かる、チョー面白い」と空という考えを絶賛したのです。ブッダのほっとした顔が思い浮かぶようです。話し手の心をつかむ、弟子随一の聞き手、それが須菩提なのです。Img00013160

<完>

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2008年8月 3日 (日曜日)

ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子5 阿難・大迦葉編II

 阿難(あなん)は女子に優しい人でした。ブッダは女子にもてたくないと言い張る悟りの人ですから、煩悩を刺激する女子を教団に入れたくなかったのですが、阿難が男女を差別するのはおかしい、と正論を言うので、渋々女子を教団に入れるようになりました。頑固で意地の悪い教祖と、ハンサムで若く女子に優しい弟子。ブッダの苦悩たるや、いかがなものでしょうか。

 ブッダが亡くなる時にそばにいたのも阿難でした。最期の最期までブッダの世話をしていたのです。そんな姿がまた女子の人気を誘うのです。ブッダの死後三ヶ月が過ぎ、このままでは、ブッダの教えが廃れてしまう、みんなで集まって経典をつくろうじゃないかということになりました。呼びかけたのは大迦葉(だいかしょう)です。いつもブッダからもらったボロボロの汚い服を着ている最年長の超清貧もてない仏男子の、大迦葉です。ここから阿難の悲劇が始まります。

 続々とブッダの弟子たちが経典作りのために集まってきます、当然、阿難もやって来ました、その時です。「だめー、絶対だめー」と大迦葉か阿難の前に立ちふさがりました。阿難は先輩である大迦葉にどうしてなのか尋ねました。大迦葉は言いました。「悟ってないでしょ」って。更にブッダに対し五つの罪がある、と言い放ちました。大迦葉がブッダの言葉を語る時、ボロボロの法衣はブッダパワーをまとい、きらきらと金色に光るのです。

 「女子を教団に入れるよう、ブッダにお願いしたこと、これ一つの罪」。そーだそーだと周りのもてない仏男子も大迦葉に味方します。二つ目はブッダの看病に失敗したこと、三つ目はブッダに長生きしてくださいと頼まなかったこと、四つ目はブッダの服を踏んだこと、五つ目はブッダのチンチンを女子に見せたこと。阿難には難癖以外の何物でもないのですが、泣いて謝っても許してくれません。阿難は集まりに参加できず、帰ることになります。

 阿難は一人、涙を流し、座禅を組みます。そして忽然と悟りを開きます。もてないほうが、かっこいい。もてちゃだめだ。もてない人が一方的に偉い、と。阿難は再び大迦葉のところに行きました。大迦葉も一目見て、阿難が悟りを開いたことを見抜きました。阿難はずっとブッダに付き添っていたので説法も一番知っています。大迦葉は、阿難を中心すえ、ブッダの教えを思い出しながら、経典作りは行なうのです。Daikasho_2

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2008年8月 2日 (土曜日)

ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子4 阿難・大迦葉編

 阿難(あなん)、インド名アーナンダ。ひきこもり仏教団、唯一のもてもてイケメン仏男子です。そんな奴が悟りを開けるわけがありません。ブッダが生存中、阿難は悟りを開くことが出来ませんでした。若い頃からもてる男子にろくなのはいません。まして、悟りなんて開かせてやるものか、そんな誰かの気持ちが、一途な修行僧の悟りを邪魔したとかしないとか。

 大迦葉(だいかしょう)、インド名マハーカッサパ。弟子最年長のもてない仏男子です。もともとお金持ちだったのですが、安心ひきこもりライフに憧れて出家しました。

 ブッダが体調を崩し寝込んでいました。大迦葉は心配して話しかけると、ブッダは枕が欲しい言いました。大迦葉は自分の着ていた服をくるくる丸め枕にしてブッダに渡しました。もともと大迦葉はお金持ちですから着ている服も大変上等なものでした、肌触りがいい。ブッダはこの服の枕を気に入りました。大迦葉はブッダに喜んでもらえたのがうれしく、その服をプレゼントすると、ブッダは変わりに自分の着ていたボロボロの汚い服を大迦葉に上げました。

 大迦葉は尊敬するブッダの服をもらい大変喜びました。生涯その服を着続けました。汚いボロボロの服を生涯着続けたのです。大迦葉からもてる要素が何もなくなった瞬間でもありました。

 悟りとは何か。弟子達がよくブッダに聞きました。どうなんだ、悟るともてるのか、という問いかけです。それに対しブッダは蓮の花を持って、微笑しました。拈華微笑(ねんげみしょう)というやつです。ブッダは悟りとはどういうものか言葉で説明すると、ただ悟りさえすればいいと弟子が考えてしまったり、悟ってもてないなら辞めると言い出すのではと思い、直接は語らず、拈華微笑でごまかしていました。弟子は意味が分からず、残念な思いをしましたが、大迦葉だけはこの意味をすぐに理解しました。つまり、もてない男子こそかっこいい、安心ひきこもりライフが、悟りの道であると気づいたのです。

 悟りを全く開けない阿難は、ブッダの身の回りの世話をしていました。ブッダも年を取ってからワンマン説法ツアーをするのが、体力的にきつくなってきたので、阿難とコンビを組んで営業していたのです。体力は衰えても説法のほうは円熟味がましてきます。そこに阿難というハンサム仏男子が加わったことで説法もソールドアウト状態です。ただ、ステージが終わるとブッダは阿難に、こんこんとお説教をしました。「女子を見るな、女子と話すな、女子に関わるな」と。

 ブッダは解脱していました。解脱とは「女子にもてない」から「女子にもてたくない」と心の考え方を変えることです。そんなブッダから見て、阿難のもてもてぶりは言語道断でした。女子にもててる様では、悟りなんて開けねえぞ、と何度も脅しをかけるほどでした。実際、ブッダ生存中、阿難は悟りを開けないまま、ブッダに仕えるという生活をしたのです。Anan

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2008年8月 1日 (金曜日)

ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子3 羅睺羅編

 羅睺羅(らごら)、インド名ラーフラ。ブッダは二十九歳まで釈迦国の王様でしたが、中退して出家しました。その時代に生まれた子供が羅睺羅です。ブッダは悟りの開くために、国も妻子も捨てたのです。

 鳴かず飛ばずだったブッダも弟子が増えていい感じになってきたので、悟りっぷりを見せつけたくなったのでしょう、故郷の釈迦国に凱旋帰国します。だがそれを喜ばない人もいました。

 ブッダが来る、ブッダが王に返り咲く。自然とブッダの弟子達が大臣になるだろう、そうなれば俺達は無職になるじゃないか、そう考える側近達が多くいたのです。ブッダがいなくなった後、王になっていた羅睺羅に、側近の大臣達は「ブッダに、国と財産を譲るという証文をかいてもらいなさい」と進言します。羅睺羅は言われたとおり、ブッダに会うと国と財産をくださいとお願いします。

 「親のすねをかじるんじゃない」と自分のことは棚上げにして、ブッダは羅睺羅を叱り、舎利弗(しゃりほつ)に預けて、修行させるように頼みます。羅睺羅は強制的にブッダの弟子にさせられたのです。

 羅睺羅はブサイクでした。全然もてませんでした。男は度胸、女は愛嬌などと言ってごまかしていたそうです。「男は顔じゃない、心だ。心に仏があればよい」と言って、もてない中年ひきこもり仏信者の心をよく掴んだと言われます。Ragora_2

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2008年7月31日 (木曜日)

ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子2 舎利弗・目連編II

 舎利弗(しゃりほつ)は、ブッダの弟子になってわずか十五日で悟りをひらきます。ブッダにとって舎利弗がどんなにかわいかったか。お互いの考え、言葉が心に響き合い、共感するです。舎利弗は亡くなるまで、ブッダの右腕として活躍します。

 目連(もくれん)には神通力があり、世の中のありとあらゆるものを見通せる力があります。目連は亡くなったママンのことを思い出しました。孝行したい時に親はなし。目連はふと「ママンは今何をしているだろう」と考え、神通力で天国を覗いてみました。しかしそこに目連ママンはいません。おかしいな、まさかな、そう思いながら地獄を覗いて見るとそこには餓鬼道に落ちた目連ママンが、腹をすかせて苦しんでいました。

 目連は修行中の身である事を忘れ、全てをほっぽりだし、柿の木から実をもぎ取ると、地獄にいるママンの元へと行きました。地獄の鬼となって餓えているママンに、目連は地上から持ってきた柿の実を手渡します。でも次の瞬間、地獄の火に焼かれ、柿は灰になってしまいました。目連は何度も何度もママンに柿を渡しましたが、餓鬼となったママンが手に出来るのは灰の塊だけです。

 目連はブッダに事情を説明してママンを救ってくれるよう頼みましたが、「全部親が悪い」とブッダは取り合ってくれません。それを見かね、舎利弗もブッダに目連ママンに慈悲を、と頭をさげます。ブッダは「地獄の人間救うのには僧が百人必要だよ、百人分の人件費が必要なんだよ、それを持って来なさい」と目連に言いました。

 目連は托鉢に出かけ、百人分の人件費を集めるのです。そんな余計なことをしていたため、目連が悟りを開くのは舎利弗より一ヶ月ほど遅くなってしまいました。

 知力の舎利弗、武力の目連というキャラ分けで、ブッダ教団の中心人物となっていきます。ひきこもり仏教は犯罪予備軍という偏見があり、しばしば異教徒が難癖をつけにやって来ました。これを追い払うのが、目連です。全てを見通す神通力があり、体が大きく丈夫だった目連はこの役割りを忠実にこなしました。

 そんな目連もある日、街で異教徒に襲われ、ボコボコにされ殺されてしまいます。その知らせを聞き、最初に駆けつけたのが舎利弗でした。「ああ、君ほどの人物が。ああ、なぜこんなことに」。その後しばらくして、舎利弗も病気で亡くなってしまいます。ブッダは、後継者と思っていた人物を、同時に二人なくしてしまうのです。Obon_1

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2008年7月30日 (水曜日)

ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子1 舎利弗・目連編

 舎利弗(しゃりほつ)、インド名はサーリプッタ。天才中の天才でブッダの言った事を全て理解してしまう程、打てば響くとは舎利弗のことです。一を聞いて千を知ると言われます。ブッダの代わりに説法をするくらい出来のいい弟子です。

 目連(もくれん)、インド名はモッガラーナ。舎利弗の幼馴染の親友です。この世の天地人を見通せる神通力の持ち主です。天才、舎利弗も目連には一目も二目もおいていました。

 二人は人生を極めるべく、一緒に出家します。でも最初は、変な宗教に入信してしまいます。しまったと思いつつも、他に行くあてもなく変な宗教団体で修行を続けます。天才と超能力者ですから、みるみる力を発揮し、出世していきます。このままでいいのだろうか、舎利弗が途方に暮れているときに、目の前をぼんやり安心ヅラで歩いている僧を見つけ、舎利弗は引き止めます。

 「どこの教団のかたですか」と。僧は、ブッダの弟子ですと答え、ブッダの教えをちょこっとだけ教えてあげました。舎利弗にちょこっとは、ちょこっとではありません。一を聞いて千を知ると言われた舎利弗はブッダの素晴らしい教え、安心ひきこもりライフを即座に理解し、変な教団をやめて、ブッダの弟子になることを決めます。

 舎利弗は目連の元に行きました。「やめようよ、こんな職業訓練」「ああ舎利弗よ、良くぞ言ってくれた。履歴書の書き方教わっても学歴ないから虚しくなるだけだよ」と二人はその日のうちに変な宗教団体を止めて、ブッダの元に向かいました。

 この時、変な教団にいた五百人の信者も、舎利弗と目連を慕って一緒にブッタの元に行きました。これがひきこもり仏教の始まりです。ブッダ一人でなく五百人もの集団になったのです。一人で林の中にこもっているヤバい人と言われていたブッダも、舎利弗と目連のおかげで社長のようなポジションになれたのです。釈迦十大弟子

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