2018年8月17日 (金曜日)

人狼ゲームとしての教育機会確保法(2) 誰が人狼だったのか?

☆ストーリー☆
 「ここはドブ川沿いの親不孝通りにある、不登校運動村。村人たちは、ほそぼそとではありますが、親の会やフリースクールなどのネットワークをつくり、平和な毎日を暮らしていました。しかし不幸なことに、ある日突然村を滅ぼそうとする人狼が村にまぎれこんで来ました! 彼らは昼は村人を装い、夜になると人狼になり、村人を一人殺します! 村人の誰もが標的になる可能性を持っています! 命に関わることなので、一刻も早く誰が狼か見破って、処刑しなければ人狼に食い尽くされて村が滅びてしまいます。一刻も早く人狼が誰か見破ってください!」

 教育機会確保法に関して賛成反対とあれやこれやとやってきたあれは、教育機会確保法という名の人狼ゲームであったと仮定して、ここではゲームの後日談(反省会)として、誰が人狼だったのか、答え合わせというか自己採点をしてみたいと思います。ゲームと違って現実では、法律が成立しても誰が人狼だったか、すぐには明らかにはなりません。が、法案にかかわっていれば、ほぼ確定と思える部分もあります。私の考察はこうです。

亀田徹

 村人のふりをしていたが、実は人狼だったというその典型的な人物が、元・文科省の亀田徹でしょう(現在は、LITALICOという発達障害で一儲けをたくらむ会社に天下りをしました)。亀田は私から見れば間違いなく人狼なのですが、バカな村人からすれば、文科省を良い方向に、法律を良い方向に変えようとする不登校に理解のある官僚、つまり村人に見えたようです(実際にやっていることは逆なのに、バカな村人をうまく騙しぬいた)。

 敵陣営とはいえ、ゲームであれば亀田に「ナイスプレイ!」と言ってあげたいくらいですが、現実におこったことですから、ただただ無念であります。法律成立後、亀田が文科省をやめて民間団体に天下りしたのも当然で、法律が成立した以上役割は終わっています。文科省に残るより、今すぐ民間企業に天下りしてに法律の活用法(税金を民間に流す方法)をレクチャーする仕事をするほうが自分を高く売ることができます。人狼として、亀田の行動は筋が通っていて正しい。

 法律をよく知り、活用法を心得ている亀田を雇い入れた、LITALICO(りたりこ)が今後、委託事業という名の助成金を獲得し、全国チェーン展開していくのは、まず間違いない。LITALICOはいい買い物をした。人狼陣営としてLITALICOの行動もまた正しい。

 教育機会確保法という名の人狼ゲームに登場した、ほぼ確定済みの、ほかの人狼についても紹介しましょう。

 フリースクール東京シューレを訪問した安倍晋三総理、
Abe

スペースえん(NPOたまりば)を訪問した下村博文大臣、
Shimomura

この法案の超党派議員のまとめ役だった自民党の馳浩(知らない人も多いが、元プロレスラー)。
Hase


 普通に見れば、騙されようもない、右寄りの、見え見えの人狼だらけなのだが、自分たちフリースクールに得になる法律ができるかもしれないと、欲の皮がぱんぱんに突っ張った状態ですから、バカな村人はそれに気づけないのです。欲が客観的にものを見れなくさせるのです。

 それとは反対に、人狼陣営は、バカな村人にターゲットを絞り、大切にして、信頼させたあとで、利用する、という人狼ゲームの鉄則通りに動いているのがよくわかります。リアル人狼の周りには、いつもバカな村人がいる。写真がそれを証明していますよね。

 人狼ゲームに限らず、心理ゲームに勝つコツを知っていながら、教育機会確保法がゲームとは気づかず、ゲーム脳を発揮できなかった反省をこめて、あの時、何をすればよかったかをねちねち空想していきますぞ。〈続く〉

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2018年8月15日 (水曜日)

ひきこもり勝ち組プール

 暑い、暑い、と言って部屋でへばっているというのは、自由時間の使い方として間違っています。暑ければプールに行けばよい。近所の市民公園プールに行きたまえ。昼のランチタイムが穴場で、プールもあまり混んではいない(ただし土日は除く)。

 夏の日差しをあびて、もやし色の肌に刺激を与えよう。もやし一族よ、いまが唯一、全身に日を浴びることが出来る季節なのですよ、もやし色の肌が夏の日差しをあびて、ちょっぴりピンク色になる、ひりひりする、それがいい。

 25メートルプールをクロールで、行ったり来たりしております。泳ぐのは、30分くらい。真夏にウォーキングなんかしたら、熱中症で倒れてしまうでしょ、それにおじさんの油汗がベトベトして気持ち悪い。プールならどんなに汗をかこうと、おじさんだろうと、常にすっきり爽やかです。

 プールで泳いだあとは、はスーパーに立ち寄り昼食を買う。「冷やし中華」を買うのが勝ち組への道です。暑くて食欲がなくても、冷やし中華なら食べれる。それに冷やし中華はバランスがいい。上にのっている具を見てみたまえ。きゅうり、卵、ハムとバランスよくのっとるではないか。神のバランス食品、それが冷やし中華なのです。

 「昼にプールに行き、そのあと冷やし中華を食べれば勝ち組になれる理論」を脳内で構築し、世界に発表したいと、気持ちが上がっておりました。

 ごきげんでプールから帰ってくると、お盆に北海道に行っていた甥っ子兄弟が、我家に遊びに来ていました。おじさん、どこに行っていたんだ? と聞くので「プールです」と答えると、誰と? と聞くので「ひとりです」と答えると、ふたりに爆笑されてしまいました。

 怪しすぎる、というのです。夏にやっている、市民公園プールなんてところは、「小学生」が行くところで、46歳のおやじが、一人でいって、真顔で泳ぐようなところではない、と言うのです。

 そうだったのか…、ひきこもり6畳間では気づくことのできない世間の価値観を知らされた気がして恥ずかしく思いました。でもその怪しい勝山おじさんはね、しょっちゅう公園プールに行き、しかも障害者手帳を持参し、100円の入場料を半額の50円にねぎっているのですよ。

 ひとりでプールに行く、怪しい精神障害のおじさん。無敵ですな。そういえばプールの監視員がなんだか私のほうを見ているような、見ていたいような…、いやいやそんな被害妄想はやめましょう。

 だからなんだと言うのですか、どーんといけ。今日も明日も、暑い日には、プールに行き、ぐいぐいと泳いでやりますぞ。夏の正しい自由時間の使い方。昼にプールで泳ぎ、冷やし中華食べることです、これが勝ち組の生き方なのですよ。えっへん。

Pool

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2018年8月13日 (月曜日)

人狼ゲームとしての教育機会確保法(1) 序章

 人狼というゲームを知っいますか? 有名なボードゲームなのですが、遊ぶのに7人以上、人を集めないといけないところが敷居が高い。私も数回しかやったことない。ただ最近はインターネットでもできるので、一人でも練習がてら楽しみことはできる、これとか。

 人狼とは、どんなゲームか。ウィキペディアから引用して説明すると、まず村人陣営と人狼陣営とに分かれる。ただし誰が村人で誰が人狼かは分からない。昼と夜のターンがあり、昼のターンでは皆で話し合いひとりを処刑する。夜のターンは、人狼が村人を襲って殺す。これを交互に繰り返していく。人狼をすべて処刑すれば村人陣営の勝ち、村人と人狼の人数が同じになれば人狼陣営の勝ちとなる。

 心理戦のゲームです。人狼は正体がばれないように村人をよそおいながら、ひっそりと生き延びて、夜になったら村人を襲撃する。そうはさせまいと、村人は人狼と思われる人をあぶり出し、処刑していくのです。

 このゲームで勝つにあたって何がカギになるか? 人狼を見抜く鋭さ、正体を隠すうまさ、話のうまさ、確かにそれも大切なのですが、実はこのゲームは、頭の切れるセオリーを知り尽くしたプレイヤーよりも、バカプレイヤーの存在そのものが勝負のカギをにぎることが多い。

 心理ゲームですから、だます、だまされるの、駆け引きが醍醐味です。初心者はコツがわからずに、バカなプレーをするのはしかたがないというか、罪はない。それと、バカな人狼はすぐにばれて処刑されるので、ゲームにはたいして影響を与えない(村人に有利になるだけ)。

 さて私がしみじみと、人狼というゲームを通じて、人間とは何かと考えさせる状況をつくるのが、「バカな村人」という存在である。

 バカな村人プレイヤーがいたとします。彼らはこういう行動をとりがちです。

 空気の読めない彼らは心理戦において、村人をよそおう人狼の言うことを信じ、逆に村人を疑うのです。オレオレ詐欺にひっかかる老人のような心理状態ですな。振り込みはやめたほうがいい、と止める銀行員に敵意を向ける、あのお爺さんのパターンです。

 村人陣営の人は、このバカな村人を説得して、なだめ、わかりやすく解説をしてあげなくてはいけない。あれこれ「おもてなし」をしてバカが治るように、あれこれ手を尽くすのです、がそれがうまくいかないのが、バカな村人がバカな村人たるゆえんです。

 むしろ村人陣営の人ががんばって説得すればするほど、いよいよ偽村人である人狼のいうことを信じ、逆に説得してくる村人を疑うようになるのです。

 人狼陣営にとっては最高の村人ということになります。人狼はこの「バカな村人」を大切に扱います。夜のターンでこのバカな村人を襲撃して殺すなんてことはしません。だからバカな村人はゲーム終盤まで生き残り、ゲームの勝敗のカギを握り続ける存在として活躍し続けます。

 と同時に生き残るのが、バカな村人に疑われている村人です。冤罪、無罪、痛くもない腹をさぐられつづけている迷惑を被っている村人も生き残り続けます。バカな村人と、疑われている無実の村人の対立の状況こそが、人狼陣営にとって一番ありがたいのです。

 バカな村人と無実の村人との説得合戦の間に、どっちともつかない人、発言の少ない人と、存在の薄い無実の村人が、ひとり、またひとりと人狼によって襲撃され、殺されていくのです。

 あれっ、これって、なんかに似ている、なんだろうと考えた結果、ああ教育機会確保法における、反対派(?)に対する、教育機会確保法賛成派のやつらの行動原理と同じだなと気づいた。

 フリースクールネットだの、オルタナティブ教育だなんだとかといっていた連中の思考回路こそ、人狼ゲームにおける「バカな村人」そのものじゃないか。

 だとしたら…、教育機会確保法を成立させようとした人たちの、誰が人狼で、誰がバカな村人だったのか。そして、1年9ヶ月前に教育機会確保法が成立したという事実、つまり人狼陣営が勝利したという、この結果を踏まえて、「教育機会確保法におけるフリースクールの連中は人狼ゲームにおけるバカな村人である理論」を(まだかっちりと出来上がってはないというか、ただの思いつきでしかないが)、まあひとつの仮説として、雑に書きなぐっていきたいと思います。〈まだまだ続くぞ!〉

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2018年8月 7日 (火曜日)

和歌山滞在メモ(3)

8/3(金)猛暑。やっていることは、上半身裸で、扇風機の前で、ごろ寝しているだけ。人間としてどうかと思い、湯の峰温泉の周りをちょこっと散歩。売店でコーラを飲む。勝ち組。本宮大社におみやげを買いに行く。今年は本宮大社2500周年でおみやげ記念グッズもたくさん作られようだが、すでにほとんどが売り切れていた。よいおみやげがない。わだまに戻る。晩餐は鳥肉。まいうー。

8/4(土)最終日。ちょうど帰るタイミングで、新しい滞在者が来る。『バラ色のひきこもり』を読んで共育学舎を知ったという、すごい偶然だ。10時半、わだまを出発。15時、名古屋到着。キトウバーことkeytoに行く。満喫。スーパー銭湯ゆーとぴあ宝に泊まる。キングダムというマンガを5巻まで読んだ。

8/5(日)朝8時、名古屋を出発。途中、長篠設楽原という、戦国ファンにはたまらない名前のパーキングエリアで休憩する。14時過ぎに横浜帰宅。和歌山で心身ともにリフレッシュできた。体中に力がみなぎっている。やるぞ、俺はやるぞ。次に和歌山に行くのは11月くらいかな。隣の部屋からは「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー」という要介護5の寝たきり老婆ママンのおたけびが聞こえるが、俺は気にしない。気にしてなるものか。

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2018年8月 2日 (木曜日)

和歌山滞在メモ(2)

7/28(土)台風警報が発令されているが、台風は来ない。でも一応台風にそなえて、今日は自由時間。近くの熊野古道を少し散歩。汗だくになる。ユキさんの誕生日、鶏肉とケーキを食べる。まいうー。夜は『バック・トゥー・ザ・フューチャー』を見る。

7/29(日)雨。台風は通過したが、雨は降り続いている。しかたあるまい。本日も、自由時間にする。午後、雨がやんだので湯峯王子社跡と高浜虚子句碑を見に行く。また雨が降る。夜、ケンケンさんとミヅキさんが来る。ローストビーフを食べる。まいうー。

7/30(月)台風は完全に過ぎ去った。にもかかわらず、ずっと雨。これでは、しかたあるまい、本日もまた自由時間とする。雨が降り続いているせいで気温が低く、とても快適。畳のうえでごろんと横になる。寝てしまった。三食食べて、昼寝する居候。自由時間の使い方について真剣考える。夜は『バック・トゥー・ザ・フューチャー2』を見る。

7/31(火)Tさんとサウナのある温泉に行く。瀞流荘。定員2名のこじんまりとしたサウナと、これもまた定員2名のこじんまりとした水風呂がある。他に客がいなかったので、存分に満喫。勝ち組。帰りに山の学校に寄る。猫しかいない志古の家にも寄る。完全な夏休み。

8/1(水)汗水流して働きたいと急に思い、草刈りをしに真昼にスラムに行く。だが暑すぎて何もできず。汗でずぶ濡れ。小屋でバルサンを焚く。アリが小屋に住み着かないための対策です。民宿わだまに戻り、温泉に入る。勝ち組。夕方、みんなで犬をもらいに行く。白い雑種のひとなつっこい子犬。

8/2(木)本日も更に暑い。子犬を見に行く。よしよしする。子犬逃げる。今日がおそらく和歌山に来て一番暑い日。スラムの小屋で寝ていたが、それだけでも命ぎりぎり。暑い日は、怠ける以外することなんてない。

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2018年7月27日 (金曜日)

和歌山滞在メモ

7/21(土)横浜出発。名古屋着、やさいとお酒のお店 key toに行く。パラダイス。変化球の日本酒を飲んだ。ウィークリーマンションに泊まる。

7/22(日)和歌山到着。共育学舎(旧敷屋小学校)ではなく、湯の峰温泉にある、民宿わだまに泊まる。三枝さんが借りている民宿で、かけ流し温泉つきで快適。ういー。

7/23(月)朝、わだまでぶらぶらする。昼、エアコンの効いたわだまでぶらぶらする。このまま怠けてていいのかと不安になり、湯の峰温泉のまわりを散歩する。あまりの暑さに気が遠くなる。車でスラムに行く、でも暑いので何もしなかった。

7/24(火)デモクラティックスクールくまのびに行く。そして川遊びに行く。川の水は冷たい。腕時計をつけたまま泳いでしまい、買ったばかりのフランク三浦の時計(非防水)がご臨終となる、絶望する。共育学舎によってから、わだまに帰宅。

7/25(水)みはまるしぇ(?)という市場に行く。かき氷とパンを買う。まいうー。伊藤さんが長距離バスで帰る。滞在者は自分だけになってしまった。新宮のダイソーに寄り、100円腕時計を購入。これはいいものだ。

7/26(木)朝、怠ける。昼、突然の夕立、大雨、いっきに涼しくなる。雨がやむ。暑いから何もしないという言い訳が通用しなくなったので、スラムに行く。約1時間半ほど草刈りをする。暑い。川に落ちたのかと思うくらい、汗でびしょびしょになる。わだまに帰りすぐ温泉に入る。生き返る。勝ち組。

7/27(金)涼しい。ごろごろする。これからは、怠けてるとは言わず、自由時間と呼ぶことにする。台風が近づいてきて、明日から明後日に和歌山に上陸するそうだ。小屋がちょっと心配。今日も草刈りをした。2時間。汗だく。

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2018年7月18日 (水曜日)

脱ゴミ屋敷(5) レコードはいま売り時なのか?

 いらない本やCDは駿河屋に売れ、というのが断捨離してきた私がたどり着いた結論ですが、レコードとなると駿河屋もブックオフも買い取ってはくれません。

 ネットで検索して探したところ、ディスクユニオンがレコードを買い取ってくれると知りました。さっそく宅配買取を申し込み。送られてきたダンボールにレコードをつめて発送しました。

 買い取り申込書に「レコードは値段がつかなくなっています」という但し書きがあるくらいだったので、値段は期待せずに待つことにしました。

 ※

 10日後。査定の結果がメールで送られてきました。レコード53枚中(シングル49枚、LP4枚)、値段がついたのはシングル15点だけでした。打率.283。買取価格は全部で1900円になりましたぞ。

 静かなブームと言われているレコードですが、CDよりはちょっと値段がつくという程度でしたね。シングルレコードだと一枚20~50円が相場というところでしょうが。まあ捨てるよりは売ったほうがいいというレベルですかね。

 さあここで、私が売ったレコードの高値ベスト3をお教えしましょう。ばーん。

①Beastie Boys/Fight For Your Right 500円
②杉良太郎/君は人のために死ねるか 400円
③荻野目洋子/ダンシング・ヒーロー 300円

Record

 次点はテレサ・テンで200円です。Beastie Boysが高値な理由は不明。杉良太郎は珍盤。荻野目ちゃんは昭和ディスコが流行っているのでこの値段です。

 これで本、CD、レコードと、私にとってはお宝だが、私以外の人にとってはゴミでしかない、俺コレクションの断捨離がひとまず完了しました。ちょっとだけ部屋がすっきりしてきた、モノがある限りゴミ屋敷は片付かない、捨てるしかないんだよな。

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2018年7月12日 (木曜日)

腹は凹まない

 太ってきた、と半年ほど前にブログに書いた。基本的に虚弱体質でひょろひょろしているにもかかわらず、腹だけが出ている。アフリカ難民のイメージです(彼らは栄養失調で腹が腫れているのであって太っているわけではない)。

 立っている時は気にならないが、座ると腹がぽこーんと出る。腹が凸(ぽこーん)だ。中年男性は基礎代謝が落ちて、腹に脂肪が付きやすいという。皮下脂肪だけでなく、内臓脂肪もつく。しかも腹には凸ぽこーんとなるのを防ぐ骨がないから、腹が出てしまうのです。

 腹に脂肪がつくと、ズボンがきつくなってはけなくなるのが困る。すでに何着かははけなくなったので、捨ててしまった。損害だ。もうこれ以上は絶対に太れない、という切実な事情もある。喪服です。老婆ママンのご臨終にそなえて買ったばかりの、ジャストサイズの喪服が、太って着れなくなっては困る。

 腹を凹ますぞ、と気が向いた時にダンベル、ウォーキング、スクワットをやったり、食事の時には炭水化物であるご飯を少なめにしたり、ジュースやお酒を飲みすぎないように注意している。

 その結果どうなったかというと、どうにもならないのです、まったく腹は凹まないのです。体脂肪も18%~19%をキープしている(男性にしては高い)。ひょろひょろおやじデブという、新ジャンルを作り出しているじゃないかという気持ちになる。

 ブックオフで108円で売っている「やせる本」のたぐいを何冊も買って読みました。そしてダイエットの真髄というものを知ったのです。ダイエットとは、

 ①軽い運動をする。
 ②やせようと、やせまいと、①を続ける。

 ということなのです。やせるとか、やせないとか関係ない、軽い運動を続けよ、というのが「やせる本」に書いてあることのすべてなのです。ダイエットというのが、こんな奥の深い、悟りの世界だとは知りませんでした。

 体重が減らない、リバウンドしてしまった、水を飲んでも太る、なんていうのはどうでもいいことなのです。ひたすら軽い運動を続けるだけ。その中でも特にお薦めで、どの本でも紹介している軽い運動というのが、階段を昇ること、エスカレーターをなるべく使わず歩くことなんですよ。私もなるべく階段を歩いております。

 ダイエット言うと食事を減らすというイメージがありますが、食事制限は苦しいので、続かないから無駄なのです(死ぬまで続けられるなら効果はある)。食事について凡夫にできるのは、せいぜい食べすぎない、腹八分目を心がける、野菜を多く食べる、それくらいしかないのです。

腹筋

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2018年7月 6日 (金曜日)

ふるさと♪

 家でおたけびを上げ続けている、寝たきり要介護5の老婆ママンですが、外ヅラだけは良くしたいという見栄は残っているのでしょう、ヘルパーさんが来ている時だけは、礼儀正しくというか、せめて人間らしくと思うのかは分かりませんが、おたけびをあげず、静かにしております。

 本日はリハビリの日、と言っても、もはや病状が進み体は動きません。リハビリでは食事をするために必要な口の筋肉を鍛えるのみです。舌を出して上に下へ、右へ左へと動かすというリハビリをします。

リハビリ
 リハビリと言うと聞こえはいいのですが、やっていることといえば舌を出して、バカな表情をするという、コメディアンでもやらないような、いないいないばあの顔を次々と繰り広げるのです。これを見栄の塊である老婆ママンが、赤の他人の若いヘルパー相手に、積極的やるずもなく、リハビリは遅々として進みません。

 でもそこはプロ。ヘルパーさんも恥ずかしがる老婆の気持ちを察し、すっと別のやり方にきり変えてきました。それじゃあ、大きく口をあけて歌を歌いましょうか、何がいいかなー、ふるさとにしましょう、といって歌い始めるのです。

 「うーさーぎおーーいし♪ かーのーやーまーーー♪」

 ヘルパーさんの声が勝山家にこだまします、が、肝心の老婆の声は聞こえてきません。

 「こーぶーなつーーりし♪ かーのーかーわーーー♪」

 ヘルパーさんの独唱が響き渡ります。……うるせえなあ、この家では絶えず誰かが騒いでいる。いたたまれなくなった私は外に出ました。つらい、つらい、うるさくて家にはいられない。そうだ、図書館に行こう、図書館だけが私の居場所だ。歩いている間、ずっと心の中で歌のメロディが流れているのです、それにあわせて私も口ずさみました。
 「わーすーれーがーたき♪ ふーるーさーとーー♪」

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2018年6月29日 (金曜日)

チンパンジーの悟り

 狭くて暗いところに入り、そして二度と出てこない。これが私の考える「死」のイメージです。天国も地獄もない。

 いずれ自分も死ぬ、絶対に逃れることはできない。なんとか死の恐怖から解放されたいなと思うのですが、凡夫ゆえに悟りをひらくこともできず、ひたひたと近づく死に恐れおののいております。

 人間だけが、死というのを知っている。チンパンジーに死の概念はない。死に至る病におかされ、日々衰弱していったとしても、チンパンジーは気分が暗くなったり、絶望したりするとことはないという。いつもどおりの明るさで、飼育員に愛嬌を振りまき続けるんだって。えらい、ゴータマ・ブッダ級の悟りだよな、私もチンパンジーになりたい。

Tinpa1

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