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2016年11月26日 (土曜日)

不登校運動の敗北 2

 教育機会確保法案が、24日の参議院で成立するだろうと書いたけど、29日の参議院に延びた。でも延びたからといって、廃案の可能性が高まったというわけではない(残念だ! 無念だ)。

 私からのおすそ分け。たぶんほとんどの人が見なかったであろう、ネット生放送番組、abemaプライムというのが録画できたので、ここに貼り付けておく。俺たちの池田賢市先生が出ているよ。孤軍奮闘する、ひとり赤穂浪士、池田先生の死に様をとくとご覧あれ。

 ただネチッと一言いわせてもらえるのならば、尾木ママこと、尾木直樹さん、嘘をつくのはやめてくれませんか。この法案に、経済支援するなんて書いてない。お金は出ないよ。学校に行っていないというだけで、不登校児と定義され、学校から排除される法案。差別された子どもをつくりだし、受け入れ施設に通わせるだけ。しかも受け入れ施設の、目的は学校復帰なんだぞ。

 これを見ていると、法案の内容を知って話をしているのは池田先生だけというの、なんとも悲しい。


 
 人間観察的な視点からの感想。こうなったらいいな、という人間の欲望は、正しくものごとを見る目を失わせるんだなというのを、さくらんぼ学園の人を見ていて思った。私もお金がなくて困りきっていた時は、道に落ちている、ガムか飴かわからない、それをつつむ銀紙が500円玉に見えた、喜んでしゃがんで拾おうとして、銀紙を手に取り、我に返り、自分の心の貧しさに絶望したものです。

 賛成派(?)イベントについての感想。「不登校は問題行動ではない」なんて、当たり前だ。学校にいくも、いかないも自由なのです。教育を受ける権利を行使する、しないという自由があるだけ。そこに賛成派も反対派もない。

 彼らは何に賛成しているのか。彼ら賛成派と呼ばれる人たちは、自民&文科省の、つまり国の教育方針、不登校対策に賛成しているのです。教育確保法案を成立させて何をしようとしているのか、

  今の学校の現状の是認、
   不登校児(!)の定義、
    定義された特殊な子どもを受け入れ先へ分離、
     営利目的の業者の参入を認める、
      適切な学習かどうかは国が決める、自由な教育はない、
       教育を受ける権利を、教育を受ける条件に変える。

 それはいかん、と私は思うのですが、また同じようなことを書いてしまいましたね。失礼しました。

 法案は成立しそうだ、だけど私は諦めてないぞ。まだ3日くらいある、FAXくらいおくれる、楽しくやろう、絶望するな、どーんといこう、では失敬。
\( ‘ jjj ’ )/

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2016年11月20日 (日曜日)

不登校運動の敗北 1

 イベントの告知も兼ねて、書きなぐりメモ。いつも以上に、まとまりもなく、日本語も変だけど許してくれい。

 18日、衆議院の文部科学委員会の傍聴に行ってきました。衆議院の文部科学委員会で不登校法案こと教育機会確保法案が審議されるというので見に行った。勉強になった。そのなかから、いくつか気になった点があったので紹介したい。

↓以下のサイトで当日の様子が見れます。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&media_type=&deli_id=46211&time=

 民進党の寺田学議員の質疑に注目、50:51あたりからの発言です。これが東京シューレの奥地圭子さんが子どもたちを議員会館に連れて行ってやっているロビー活動と、瓜二つなのです。要するに文科大臣に「学校を休んでいいと言ってください」とお願いするというパフォーマンス。

 動画を見るのが億劫な人のために、おぼろげな文字起こし(省略してある)。大体こんなやり取り。

寺田学議員 
「死を覚悟するくらいなら学校なんて行かなくていいんですよと、大臣がこういう気持ちを持っていただけるだけで、どれくらいの子どもたちが救われるかわからないと思うんでよね。
 大臣にお伺いしたいのですが、学校に行くのは辛いから死ぬ、と思うくらいだったら、学校なんていかなくていいよと、私は考えているのですが、どう思われますか?」

松野文科大臣
「なによりも命が尊重されるということは、当然のことであると考えております」

 以上で終了。文科大臣の華麗なるスルーです。それにしても、自分の生き死にを文科大臣に預けるという、その奴隷根性はどこから生まれるのか。

 奴隷がその主人に「旦那様、どうか休みを与えてください」と頼んでいるのと同じじゃないか。寺田、お前は自分の頭を踏みつけている人に、どうか足をどけてくださいと頼むのか。

 こんなこと言っているとガンジーでもキレるぞ。「インドが独立してもいいよって、言ってください」と大英帝国にお願いするようなものだろ。こんな事言っていると、キング牧師やマルコムXにゲバ棒でボコボコにされるぞ。「黒人にも人権があるよ、って言ってください」と白人にお願いするようなものだろ。

 助けてください、休んでいいよと言ってくださいと頼む、その文科大臣こそ、自分たちを苦しめている、張本人じゃないか。それに、助けてくれだの、休ませてくれだのと、いったいどういう教育を受けてきたんだ。おとなしく従っていれば、相手も悪いようにはしないはず、と思っているとしたら大間違いだぞ。

 と憤慨したところで、法案は粛々と可決されていく。傍聴席には人がいっぱいでした。奥地圭子さんと、その子分たちも来ていた。率先して強いものに媚びることで、自分だけは助かろうとする、そういう人間のことをアンクル・トムっていうんだ。傍聴席はアンクル・トムがたくさんいた。こいつらが不登校運動が獲得してきた権利を、委託事業というかたちの助成金と引き換えに、売り払ったのです。

 長くなったので、とりあえずこれまで。教育機会確保法案がなにがどうダメなのかは散々書いてきた。でも、24日の参議院で成立しそう。その前日の23日に、おそらく成立前の最後になるであろう、イベントをやります。最後に言い残しのないようにいうべきことを言って、たくさんの反対があったという証を残したい。まだ成立したわけではないので、諦めてはいないが、客観的に見れば、やはり成立しそうな流れです。

11・23
STOP! 教育機会確保法案
緊急大反対集会🐼

日時:11月23日(水曜日・祝日)13時30分~16時30分
場所:日本教育会館(最寄り駅:地下鉄神保町、竹橋、九段下)
http://www.jec.or.jp/koutuu/
参加費:500円(不登校・ひきこもり当事者無料)

国会の中の多数の人たちが11月中に成立させようとしている
「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(案)」。
子どもを学校に行っている子と学校に行っていない子に分類し、
個人の状況や能力に応じて違う場所での教育機会を確保する。
それが不登校の子どもを救済して支援するためだというけれど、
人を分けることで差別が生まれるというのは、すでに歴史が証明してきた。
能力のあるなしで人の価値を測って、
教育を受けていないことが差別の対象とされる社会状況がすでにある。
この法律は、いま以上に社会を息苦しくする。

誰もが安心して居られる学校にすることを40年近く放棄したまま、
子どもの声は1%も聞かれないまま、特定の子どもへの差別を根拠づける法律ができていく。
これはだれが望んだことなのか?
このまま成立させるの? よくないよ。
疑問に思う人、慎重に議論してほしい人、成立反対の人、廃案を望む人etc.
ぜひ、ご参集ください!!!

〈話す人〉
池田賢市/中央大学教授、内田良子/子ども相談室モモの部屋 、金井利之/東京大学教授 

高木千恵子/障害児を普通学校へ全国連絡会、 中島浩籌/日本社会臨床学会 、山田真/小児科医 ほか交渉中

学校に行かなかったことのある人(不登校経験者)
伊藤書佳、和田葉月、橋本真希子、比嘉裕子  ほか交渉中

学校に行かなかったことのある人の親(不登校経験者の親)
交渉中

メッセージで参加してくれる人
加藤彰彦 沖縄大学
嶺井正也 専修大学・公教育計画学会
石井小夜子 弁護士

司会
勝山実/ひきこもり名人
伊藤書佳/いけふくろうの会
http://150909.jimdo.com

大臣

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