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2016年4月28日 (木曜日)

【悲報】不登校版アパルトヘイト 自民党、公明党、民進党が賛成  4/28超党派フリースクール等議連連盟・夜間中学等義務教育拡充議員連盟合同総会 音声ファィルほぼノーカット版

 連休明けに国会に提出されるという。附帯決議を民進党がつけるらしい? が、超党派の議員立法なら、よく議論し、きちんとまとめて、法案そのものを修正 してから、提出するべきだ。附帯決議をつけること自体、まとも議論をせずに急ごしらえで法案をつくっている証拠。まともな法案ではない。もはや何を言って も愚痴にしかならないが、あえて愚痴を書く。

 この法案が成立してしまえば、フリースクールなんて、インディアン居留地のようなものにな る。差別され、排除された者の行き先でしかない。多様な居留地が用意され、ひとつは適応指導教室(教育支援センター)、もうひとつは不登校の特例学校です。 そこのどこにも行けない不居留地児は、家庭で通信教材を勉強させられることになるだろう。

 学校以外の場(居留地)で、「学校教育」をやらせる。学校に来ない人にも、国にとって「適切な学習」をさせられることになる。

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 フリースクール自殺法案の立役者。私が選ぶA級戦犯を発表しましょう、奥地圭子(東京シューレ)、喜多明人(早稲田大学)、亀田徹(文科省)、の三人。全員有罪。あの世で神様に謝ってきて欲しい。不登校運動の歴史に、戸塚宏、稲村博士レベルの汚点を残した。

戦犯

  奥地圭子さんは、民進党のヒアリングでずうずうしくも「私も当事者だ」とおっしゃっておりましたが…、だからなんだというのですか。だからといってフリースクールに関係していない当事者が排除されていることに、変わりはない。それが奥地さんが特別扱いされ ていいという理由にならない。

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 東京シューレに通っている子どもも当事者である、だからといってフリースクールに通っていない不登校の子どもを法案づくりから排除してよいという理由にはならない。

 東京シューレに子どもを通わせている保護者も当事者である、でもだからといってフリースクールに子どもを通わせていない保護者を法案づくりから排除していいという理由にはならない。

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  奥地さんは、東京シューレの子どもや保護者をつれて、「当事者でございます」と、議員まわりをしていました。フリースクールに通っいる子どもは不登校全体の 3.5%、その特別な当事者を、不登校全体の代表のように見せかけているところにインチキがある。かってにお前たちで決めるな、96.5パーセントの当事者の声を盗むな。奥地さんにはこれからは、正直に名乗っていただきたい、「私たちはフリースクールと関係の深い、3.5パーセントの当事者です」と。

 以下、いつも通りの音声ファイルです。

↑合同総会の音声ファィル

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2016年4月26日 (火曜日)

献本の紹介

 現在、和歌山の共育学舎に滞在中です。安心いそうろうライフ。ゴールデンウィークはこちらにずっといます。しゃるうぃー。

 著者や出版社から本をもらうことを献本といいます。タダで本がもらえるなんてうれしい。でもそれをブログで紹介するというのは、生臭いというか、癒着感満載なので、ひかえていました。でも、やっぱり紹介しないというのは人間してどうなんだろうと思い直し、どーんと紹介することにします。

①ひきこもる心のケア
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 杉本賢治さん編集インタビューの本。ひさしぶりの当事者本でもあります。本の内容については不登校新聞の書評にかきましたのでここには書かない。杉本さんがやっているサイトに私のインタビューが載っております、そちらを是非ご覧ください。


②村に火をつけ、白痴になれ 栗原康
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 伊藤野枝伝。3時間くらいで一気に読んだ。おもしろい。大杉栄の妻、伊藤野枝のことはあまりみなさん知らないと思いますが、これを読めばその魅力がわかる。伊藤野枝の本も、大杉栄の本もいろいろ読みたくなる。文章も読みやすくて、笑える。とてもよい。栗原康さんは、天才だ。伊藤野枝も、天才ですごい人だ。

③絶望手帖
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 後ろ向きな名言を集めた一冊。私の本からも2つほど載っています。ほんとうに俺っていいこと言うよなあ。人間観察に基づいた正しい言葉ばかりが載っている。


④ よっちの本① 夕タン
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 私の尊敬する夕タン先生の新単行本です。改めて読んで、自分はこの作品の影響を受けているぞ、と思いました。あそこも、ここも、あっここもだ、と読んでいて思うのです。温かいユーモアとハッピーエンドがなんとも癒やされるのです。

 下の写真は私の夕タンコレクション。真の読者の証です。この夕タンシリーズを手本に作ったのがラブ寂聴というミニコミですが、どういうわけか勝山色の強いものになってしまいました。

 以上四冊、ざっと簡単に紹介です。わざわざ献本して頂いのだから、しかる場所で、しっかりと紹介しようなどと思っているうちに、紹介するタイミングを逃すというのが一番まずいと思ったので、とりあえずこんな感じで紹介です。では失敬。

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2016年4月12日 (火曜日)

ひきこもり支援TVタックルドア壊し、ひきこもりUX会議、「不登校対策法案」反対の共同記者会見

【ひきこもり支援TVタックルドア壊し】

 春ですのう。さて、ひきこもり業界をにぎわす、フリースクールといえば、いまや伊藤塾(ワンステップスクール伊藤学校)です。戸塚ヨットスクールの正当な後継者といえる民間刑務所です。

↑2:30くらいからドアを壊す。見るのが辛い動画。

 その伊藤塾がTVタックルという番組に取り上げられたことに、斎藤環氏ら有志が反対して記者会見したり、BPOに訴えたり(問題なしとして却下)と、いろいろやっている。……こんな認識でよろしいでしょうか。

 私も当事者としてこの一件をひっそり見守っていました。ひきこもり当事者というだけではありません。ドアを破壊されたことのある、ひきこもり当事者としてです。

 忘れもしませんよ、それは私が不登校を始めた高校3年の時のことです。毎朝、半狂乱になったママンが、私の部屋のドアの外に立ち、起きろ、朝だ、学校にいけ、と毎日絶叫していた頃のことてず。朝7時くらいから8時くらいまでが、勝山家の阿鼻叫喚タイムで、私は対策として、ドアが開かないように、ドアノブにベルト巻きつけ固定し、ドアが開かないようにしていました。

 これに業を煮やした、私のママンが、ドアを破壊したのです。今でも記憶に残るあのシーン。徐々にドアに隙間が生まれて、台所の光がひきこもり部屋に差し込んでくる。やがて横に開くはずのドアが、縦に、まっすぐこちらに倒れてくる。その先には号泣したママンが立っていたのです。手にトンカチを持って。

 このような地獄を経験した私の、TVタックルの動画を見た感想。それは、これは演技っぽいぞ、と。(ドアを壊されたことのある)当事者として言うなら、ドアの壊すという行為そのものがおかしい。映像をよく見てください、外開きの室内ドアでしょう。これを外すのは簡単なんです。

 ヒントはトンカチ。さあ、トンカチでどこをたたく。正解は蝶番(ちょうつがい)でした。

蝶番

 ここを叩いて壊してしまえば、おんぼろ室内ドアは鍵がかかっていようが、ドアノブの反対側から簡単に外すことが可能です。しかもドア本体をほとんど傷つけることがない。ホームセンターに行って、同じ大きさの蝶番を買ってくれば、元通りに直るのず。私のママンが叩いて壊したのも、この蝶番です。

 テレビで見ているだけだと気づきにくいかもしれませんが、その場にいれば感覚的に、蝶番を、ここを壊せばドアが取れるというのは分かります。でっぱってる部分はドアノブと蝶番だけです。ここを叩けば、やわな室内ドアはひとたまりもない。玄関ドアと違って強度がないから。

 推測するに、自称・支援者であるアイツが、テレビカメラの前でかっこつけて壊したかっただけだろう。本人は空手家が瓦を割るように、ドアを一撃で破壊するつもりだったんでしょう。そんな自分の姿を放送で流したかった。その演技に、撮影しているスタッフがのっかった。映像としておもしろいからでしょう。だからこれはドキュメンタリーではない、しいて言えば、準ヤラセではないか。

 本人にとって、やや計算外だったのは、あの部屋のドアが外開きだったので、ドアの面は壊れても、ドアの枠は残ってしまう、ドア自体が外れない。結局はドアを開けて入ることになる。編集してあるから、ぶったたいてこじ開けたように見える。が、現場は途中から地味だったはずだ。とにかく、部屋にはいる、話をする、そのためにあんなふうにドアを壊す理由はない。そんなことを見ていて思いました。
 

【ひきこもりUX会議について】
http://uxkaigi.wix.com/uxkaigi

 ひきこもりUX会議にでます。最初に出る。12時くらいから11:30~12:15。来場者プレゼントとして本を、『安心ひきこもりライフ』を10冊配ります。持ってない人は、是非この機会にもらってください。

 以前、不登校新聞でやったほろ苦い経験を思い出してしまいます。不登校新聞に連載をしていたとき、コラムでネタにした、自分のホームページ五周年を、自分で祝って制作販売した、勝山商事オリジナルTシャツを無料プレゼントしたことがあるのです。

 大サービスの読者プレゼント、のはずだった。私と石井編集長とで、抽選方法はどうしようか、誰が選ぶのがいいか、そんな話し合いをしていたのを記憶しています。にもかかわらず、応募者がほとんどいなくて、全員当選。それでも、まだTシャツが余るととう、痛々しい事態になってしまってしまったのです。今回も、すごく不安だ。あの時となんか感じが似ている。


【「不登校対策法案」反対の共同記者会見&意見交換会について】
http://ftk.blog.jp/archives/57997968.html

 例のあの法案。私の足に湿疹ができるほどのストレスを与える、あの怖ろしい法案が最終局面です。でもなんで最終局面が、最終にならずにまだ続いているかというと、民主党と維新の党が合流して民進党になり、民進党として、賛成か反対かでまだ話し合いがついてないからです。

 民進党は自民党に次ぐ、大きな政党です。中にいる議員もリベラルな人から、自民党のスパイみたいなのまで、いろんな人がいて、正直どちらに転ぶか分からない。民進党の勉強会のヒアリングには奥地圭子さんが呼ばれとるんですよ。安倍政権とずぶずぶの奥地圭子さんをなんで民進党のヒアリングに呼ぶのか! 政治の世界はわからない。

馳浩国会議員在職20周年記念政経セミナー&出版記念パーティ
↑ずぶずぶショット 馳浩国会議員在職20周年記念政経セミナー&出版記念パーティ

 まだ法案が流れる可能性は充分ある。ひと押し、ふた押し、してみる価値はあります。そんなねばりの記者会見。私も行きます、議員会館でごりごりやりましょう。

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2016年4月 5日 (火曜日)

学校外の指導≠フリースクール

 こんなのが出てきた。(@_@;)

意見書

「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等 に関する法律案(仮称)に関する意見書」 by 奥地圭子

 多様なき教育法案を作っている自民党・丹羽座長へ、推進派の親玉、奥地圭子さんからの直訴状であります。今国会で法案を成立させて欲しいという懇願なのですが…、どうしても気になるというか、明らかな嘘があるので、私の歪んだ正義感からこれを正そうと思います。まず意見書から引用。

「小・中不登校生12.2万人のうち、学校外で指導を受けた子は約3.8万人で31%存在すると報告されています」

 ん? おやおや。いきなりフリースクールの子どもが9倍に増えたのか? いやそんなはずはない。おかしい。学校外の学びでなく、「指導」となっているところも怪しい。でも適応指導教室をいれても3.8万人にはならないはず。ということで、ひきこもり警察出動、このからくりを調べてみました。

 この奥地さんの意見書にある、2月26日発表された不登校に関する調査研究協力者会議の最終報告案というのはネットには公表されてないので、同会議が公表している中間報告の相談・指導等を受けた学校内外の機関等及び指導要録上出席扱いとした児童生徒の推移 (不登校児童生徒への支援に関する中間報告平成27年8月)を参考にしました。

 これによれば、平成25年度、学校外の機関でで相談・指導を受けた人は36400人、不登校全体の30.4%にあたる。確かにこの数字を見れば奥地意見書にある「学校外で指導を受けた子は約3.8万人で、31%存在する」というのも分かる。

 しかしですよ、なんていうか……、これは、学校外の学びとか、多様な学びとはなんの関係もない数字だ。この報告で学校外とされているのは、

①教育支援センター(適応指導教室)
②教育委員会所管の機関
③児童相談所
④保健所、精神保健福祉センター
⑤病院
⑥民間団体
⑦その他

 これ全部含めて「学校外」としている。それら全部あわせて30.4%なのです。民間団体(フリースクール)だけだと1.7%。 これをもって「実際上、学校外で学んでいる不登校の子どもの数は増加しており」というのは、完全な嘘。逮捕。

 嘘つきは泥棒のはじまり。議連の座長をあざむくような意見書を作成するとは、いったいどういう教育を受けてきたのか。あと念のため言っておくと、不登校全体のなかで、フリースクールに通っている子どもの割り合いが増えれば、フリースクールと関わりをもたない当事者、保護者、市民を、法案づくりから排除していい、ということにはならない。意味のない水増しをしている。

 追伸。デマを流すのは簡単だが、それを否定するのは手間がかかる。コストパフォーマンス悪すぎ。

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