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2013年11月22日 (金曜日)

文庫本を買い直すという趣味

 忙しい。予定や〆切りが重なって、約束をこなせなくなって来ました。心が痛みます。やらなきゃいけない、あれやこれ、その合間に私がやっていることが、ぼろぼろの古い文庫本を捨てて、新しく買い直すという地味な趣味です。同じ本を買い直すのです。

 昔の文庫本は字が小さいので、どうせ買い直すならなるべく発行年の新しいもののほうがいい。でも出来ることなら、古本で安く手に入れたい。そんなこすっからい、ひきこもり魂を持っての古本屋巡りをして、こつこつと文庫の買い直しております。

 私のお気に入り、吉川英治の『三国志』を買い直そうと、こつこつと『新装版 三国志』全5巻を集めていました。このたびようやく全巻コンプリート。ひきこもり冥利につきます。しかしそんな喜びも吹き飛ばす、悲しいことがあったのです。

 「新装版 三国志」は、新編集ということで本文のみ収録で、あとがきが載っていないのです。吉川英治版三国志の最後は、篇外余録という、あとがき兼後述談というようなエッセイ風の文章で終わっているのですが、新装版ではこれがばっさりとカットされている。三国志の主役の一人の、諸葛亮孔明が死んだあたりで唐突に話が終わっています。

 孔明が死んだ後は、三国がどうなったかを説明して、最終的に普という一国になるというエピソードを、本編ではないという理由でカットしているので、完全に尻切れトンボ三国志となっている。これはいかん、「新装版 三国志」は買ってはいけない。

三国志

 憤慨すると同時に、また買い直しです。こんな忙しいのに古本屋に行って、1巻から集め直しですよ。次は素直に吉川英治歴史時代文庫版「三国志」全8巻を買いまししていきます。ファイト。

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