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2012年2月 7日 (火曜日)

下北沢から参宮橋

 下北沢の駅から、まっすぐ坂を下ったところに気流舎はある。ホームページにはそう書いてあった。先日、参宮橋の飲み会に参加する前に、気流舎がどこにあるか場所だけでも確認しておこうと、下北沢南口から商店街を下って行き、道が平坦になるまで歩いた……どこにも気流舎はない、あるのはDORAMAというリサイクルショップなばかりなのです。どこに行っても、中古の赤い看板DORAMAばかりあらわれる。ブックオフはない、かわりにDORAMAが下北沢を牛耳っている。

ドラマ

 気がつけばDORAMAに入店していました。品揃えがよく、きちんと整理されている。古本なぞは特集コーナーまで作っているのです。新刊書店と違い、古本屋で特集コーナーをつくるとは、よっぽど店員がやる気に満ちている証拠であろう。でもね、私のような掘り出し物を探している人間にとって、こんなヤル気のあるアルバイトほど邪魔な者はない。適当に買い取って、適当な値段をつけて売る、そういうヤル気のない時間の切り売りバイトくんが、掘り出し物を生み出すのです。

 DORAMAはダメだな、なんて思いながら、確か気流舎はこのへんにあるはずだと信じて、坂を上ったり、下りたり、右の路地を覗いたり、左の路地を少し歩くとすぐ住宅地だったりした。東京は駅のすぐ近くに、住宅地がある、都会だなと思う。駅の近くには商業施設だけ、駅から遙か遠くに人の住む貧乏団地という、そういう地方で生まれ育ったから、こういう街にはしびれる。

 土曜日だったので人が多くて、ごみごみしていた。気軽に入れて、安くて、おなじみのチェーン店のような喫茶店がなかったので、下北沢駅周辺を徘徊する。歩けばすぐDORAMA。店によって、扱っている商品が古本だったり、CDだったり、ゲームだったり、ただのゲームセンターだったりするのだが、とにかくDORAMA、DORAMAだ。見つけるたびにそこに吸い込まれしまい、ちぇっ値段が高いや、と誰にいうでもなくケチをつけて外に出る。気流舎を探しているのだが、見つからない。

 途中で諦め、駅の方へ坂を登り切ったところに本多劇場という芝居小屋がある、ほかにも下北沢には芝居小屋がいくつもあって、演劇の街というふうで、大変文化的におもう。その横の地下に大麻堂というお店があった。大麻です。悪い教育評論家がぷかりぷかりとボブマーレーする、あの大麻グッズを扱っている店です。有名店なので、勇気を出して入店。ワルの店で、緊張してぷるぷるしながも、悪グッズを堪能、おみやげにパイプをひとつ買う。

 この日は下北沢から近い、参宮橋の居酒屋で飲み会があったのです。JDECというフリースクールのイベントに参加している北海道人と飲む予定だったのです。待ち合わせは夜なのに、昼間から下北沢を徘徊しているのは、甥っ子から逃げるためです。

 朝の八時半のことです。↓およげたいやきくんのメロディーでお願いします。  
 「まーいーにーちー〜♪ まーいにーち〜♪ 寝ているおっさんのーー♪」
 目覚ましがなる遥か前に、小学二年生の歌で起こされたのです。すかさず五歳になる次男坊が、
 「お前のことだよーーーーー!」
 と言って私の布団を剥ぎ、わっはっはと笑うのです。精神的に叩き起こすとはこういうこと。続けて、Wiiでマリオスポーツリミックスを三時間プレイ。その後、ものすごく長いすべり台に遊びに行くということで解放、老爺と出かけて行きました。お昼のことです。ようやくのんびり数時間、ぽかんと口をあけて、心を休めていました。

 すると甥っ子兄弟が帰ってきたのです。すべり台が修理中でスベレないということで、即効で帰ってきたのです。おじさんは怖ろしくなって、
 「友達と待ち合わせをしているので、今すぐでかけます」
 そう言って家を飛び出しました。だから、時間を持て余して、下北沢の街を徘徊して、そしていつもの中古屋めぐりをしたのです。どこにいっても同じ行動ばかりする、そんなひきこもりぶりに我ながら関心。中古って、引力がすごい。

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コメント

たいやきくんの替え歌、最後まで聞いてみたいものですが名人にお聞きしてもわからないですよね(笑)
自分ならこの歌だけで逆に起きられなくなりそうです。
この兄弟のお笑いセンス、末恐ろしい。
しかし若いのになんでたいやきくん知ってるんだ、いや誰かが教えたに違いない。
うむ、そう考える事にしよう。

投稿: コーラス | 2012年2月 8日 (水曜日) 19時50分

人見知りA・Tフィールド全開の私にとっては、初めての人と会うには勇気がいります。
話すとなると、なおさらです。
しかし、色々な人に会うのも面白そうですね。

投稿: 大阪の非国民 | 2012年2月 9日 (木曜日) 21時37分

甥っ子は聖子ちゃんの、青い珊瑚礁も歌えますよ。
甥っ子のお母さん世代の歌はよくしっているのです。

人見知り克服ワークショップを企画している最中です。
まずは人とであった時に、何も期待しないことです。

投稿: 勝山実 | 2012年2月 9日 (木曜日) 23時04分

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