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2011年11月28日 (月曜日)

お金大好き寂聴先生、最後の善行

遊行

 ばーん。寂聴先生が特別講演会「遊行」と題して、渋谷公会堂を皮切りにツアーをしていることは、もうご存知ですよね。私の地元の、神奈川県民ホールでもやります。ただね、チケットが4200円なんですよ。値段も、ホールの大きさもロックコンサートさ。チャリティーとは無縁のガリガリ亡者です。

 寂聴先生も89歳、しかも一度寝たきりになっていますから、今度の講演会が事実上の、公開遺言になります。原発に反対していながら、デモには一切顔をださない。無料では話さない、という徹底ぶりはさすがです。寂聴先生の説法はテレビでしか見れないのかと残念に思っていた、我々に最後のチャンスが訪れました。

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 ひゃほう、チャリティー講演会です。入場料はたった1000円。しかも岩手県一戸町のアンテナショップで使える五百円の商品券付き。入場料から経費を差し引いたお金は全部、岩手県災害義援金募集委員会に寄付するという、純度の高いチャリティーイベント、入場料は実質被災地への義援金になります。寂聴先生、人生最初にして最後の善行でしょう。11/29と、明日なのです。もっと早くブログでお知らせするべきでしたが、私がこの講演会を知ったは、地下鉄の吊り広告でした。このイベントに関しては、ひきこもりは情報弱者です。外に出ないと、この講演会の存在すら知ることができないという仕組みだったのですから。

 私はなんとか前売りチケットわ購入しました。かぶりつきで、生臭い講演を堪能しようと思います。いつもは満員御礼、即完売が売りの寂聴先生の講演会ですが、公式サイトを見ると今回は当日券があるようです。これぞ神の思し召し、みなさんパシフィコ横浜に行きましょう。

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2011年11月25日 (金曜日)

おじさんは将来なにになりたいの

 小学校の授業でやったことを、家に帰ってきておじさんにぶつける。それが甥っ子長男坊の行動パターンです。甥っ子先生による授業なのです。質問、「おじさんは将来なにになりたい?」。んっ、前にも似たようなことを聞かれたことがあるぞ。その時は、おじさんはベイスターズの選手と答えたはずだ。

 でも今回はそういう軽いノリとは違う、夢を語るというのとは少し違うようです。おじさんは思いつかず、うーん、うーーん、と腕組みをして悶えています。ふと甥っ子が誰に聞かせるでもなく、それでいて独り言でもなく、静かに、はっきりと、心のツイッターに囁きました。

 「あっ。おじさんは、もう将来か…」

 そうだった、おじさんはもう将来になっていた。甥っ子からの質問は、二人の間を流れるそよ風に乗ってどこかに飛んでいきました。心の木枯らしに、うろたえたおじさんは、甥っ子の持っていたDSカービィをおもむろに始め、長男坊が手こずる中ボスを速攻で倒しました。えっへん。
 
 秋が冬になるように、勝山おじさんも、一緒に遊んでくれる楽しいおじさんから、自慢できない親戚へと変わっていきます。そう、ひきこもり男子なら誰でも。


追伸・おさらい千葉ツアー 
 今週の土曜日11/26日から巡礼ツアーが再開します。お暇な人は是非お越しください。遅刻・早退・ばっくれあり。心身ともに体調が良ければ、こじれ防止に社会参加して見ませんか? しゃるうぃー。

11/26(土) 千葉 ワーカーズコレクティブ 風車/千葉・休もう会
    
12/10 千葉 よっといで!@五香市民センター
2012/02/18 千葉 なのはな会@千葉市民会館

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2011年11月24日 (木曜日)

ひきこもりブッダ全国巡礼ツアー in 五香 2011//12/10 (土)

■よっといで! ひきこもり名人 勝山実さんとの座談会
「安心ひきこもりライフ」の著者である自称「ひきこもり名人」勝山実さんの不登校・ひきこもり経験談を聞きながら日頃抱えている悩みや体験を気軽に話し合いましょう。

会 場 五香市民センター(新京成線「五香」駅下車徒歩15分)
時 間 13:30~16:30
参 上 勝山実(名人)
参加費 200円
定 員 20名くらい。和室だよ。
主 催 よっといで!
連絡先 

より大きな地図で ひきこもりブッダ全国巡礼ツアー を表示

 11/26日に引き続き、今度は千葉県松戸市五香にてまったりよもやま話の会をおこないます。千葉づくしですのう。詳しいことはまたあとで書き足します。ひきこもり業界ではめずらしい申込み制ですが、まあどうとでもなります。とりあえず申し込んで、あとは来るも来ないも当日の体調しだい。それがひきこもり流というものですぞ。どーんと行け。

これからの、ひきこもりブッダ全国巡礼ツアー
11/26 千葉 ワーカーズコレクティブ 風車/千葉・休もう会
12/10 千葉 よっといで!@五香市民センター
2012/02/18 千葉 なのはな会@千葉市民会館

終了した巡礼ツアー

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2011年11月20日 (日曜日)

ひきこもり反省文

 ひきこもり名人とか言って、全然ひきこもっていないじゃないか、ブログだけ読んでいるとそんなふうに思うかもしれません。でも11月に入ってから二週間、歯医者に行く以外は、ほとんど家にひきこもっていました。ひきこもり初心者のように、夜ふかしして、昼過ぎに起きる。何をしているかというと、パソコンでアニメの動画を見ているのです。現役復帰だね、元に戻った。

 世間がイメージするひきこもりそのものの生活。ネトゲ廃人、の動画版といえましょう。ネットで「生存戦略」という言葉を見つけたのです。オタクが喜ぶ言葉といえば「生存戦略」だというような紹介のされかたでした。これはどういうことなんだろうと、気になってグーグルで検索するとアニメの動画がたくさんヒットする。

 いわゆるアニメ好き男子が好きそうな美少女が「生存戦略ーーーー!!」と叫び、ロック風のアニメ音楽に合わせてセーラームーンを派手にしたような映像とともに、変身する。そんなシーンが延々と流されるのです。そして美少女はヤッターマンにおけるドロンジョ様のような衣装になり、ふたり組のイケメン男子に「きっと、何もになれないお前たちに告げる」と下僕に命令するかのような口調で、ひどいことばかり言い始めるのです。

 美少女が変身して、スーパーウーマンになり悪と戦う、そんなものではないようです。変身して罵倒ですから。SMの女王様のようです。しかも罵倒している相手が、ボヤッキー&トンズラーのようなブ男ふたり組ではない、タイムボカンシリーズじゃあない。前後のストーリーが見えない、それに変身する理由も分からない。どういうアニメなんだろう、これのどこが「生存戦略」なんだろう。

 もう少しだけ調べよう、そんなちょっとした気の緩みが、アニメ動画廃人への道でした。生存戦略に、折伏されてしまったのです。一話30分のアニメを、延々と19話まで見る、合計約九時間半。しかも違法な動画共有サイトで鑑賞。こうなってはいけないひきこもりの典型です。

 すっかり生活リズムがくるい、風邪も引いてしまい、今日など咳が出てよく眠れませんでした。もうこんな生活では困ります。深く反省し、今日より生活を改めることを天に誓います。生存戦略の正体は、輪るピングドラムというアニメで、最初の10話くらいまではギャグアニメとして抜群に面白い。そのあとは一転してシリアスな展開になります。謎が謎をよび、それがまた新たな謎を生む、でも謎は一切解明されないという消化不良アニメで個人的には退屈。なによりも、私のごちそうである、生存戦略の変身シーンがほとんどないのです。ドロンジョ様風のヒロインが、主人公を罵倒するシーンに喜びを見出していたのに……、とんだお預けですよ。

 初代ガンダム以外のアニメにはあまり関心がありませんでしたが、久しぶりに人間がダメになるまでアニメを見ました。こうなってはダメだぞ、それがダメになってしまった名人からのメッセージです。がんばって、もう見ないようにします。

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2011年11月16日 (水曜日)

ミッキーマウスが怖い

 甥っ子次男坊がディスニーランドに行きたくない、俺は留守番していると、言い始めました。登園拒否ならぬディスニーランド拒否です。家族そろって楽しくディスニーランドと妹家族は考えていたところに次男坊の反乱です。

 ディズニーランド大好きな甥っ子兄が、おじさんなんとかしてくれ、弟をディスニーランドに行くよう説得してくれ、そして俺にはカービィのソフトを買ってくれ(お金がないならDSのやつでもいいから)と懇願です。甥っ子のお願いには出来るだけ応えていきたい、おじさんの評価を上げるチャンスですから。ただゲームキューブではカービィはなかったはずだ。DSの中古ソフトを買ってこよう。目一杯安いやつを買うぞ。あとは次男坊との対話です。
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 ばーん、ミッキーだよー。甥っ子次男坊(5歳)が恐れるやつです。おじさんは言ってやりました。
「うわわわ怖いねえ、ネズミのバケモノだねえ。浦安のねずみ男だ。水木しげる先生のやつですな。なんだよ、上唇がめくれて、その上にボーリングの玉がのっていて、これじゃ前がよく見えないだろう。生き物として間違ってるね。あと富士額じゃなくて、ハゲだね。おじさんもミッキーが怖いですのう」

 そんな感じで次男坊のミッキーマウスが怖いという感性を全肯定してやりました。それでよし。おじさんも小中高の学校遠足でディスニーランドには何回も行ったけど、友達のいないおじさんときたらバスの席は先生の隣、園内ではトムソーヤ島で寝そべってジャンプを読んでいるという有様。楽しいことは何もなかった。ディスニーランドなんて、いかなくていいんだよ。

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2011年11月12日 (土曜日)

オランダ新聞

 オランダ新聞の取材を受けた。オランダと言えば何か、チューリップ、水車、サッカー、ゴッホ、いえいえそれは大麻です。大麻を持っていても逮捕されない寛容の国が、オランダ。世界は広いですのう。ヨーロッパの中心で、ぷかーっと大麻を吸っているオランダ人の肝っ玉のデカさが好きなのです。売春もカジノも合法です。結構な観光資源で税金も入るという仕組みになっています。

 どうせ禁止しても、やるんだからと、現実的な対応をしている。ワークシェアリングの国であり、自転車の国であり、教育の先進国でもある。日本以外の国に行かなくてはいけないとなったら、私はオランダに行きたい。憧れの国オランダ、だからオランダの新聞のインタビューには大変乗り気でした。

 「なぜ親が嫌いなのに、親と一緒に住んでいるのか」というのがオランダ人記者の一番の質問でした。親と離れて暮らせばいいじゃないか、というのです。いがみ合いながら、暮らすのはヘンなのでしょう。ひきこもるにせよ、一人暮らしでしょ、そうじゃないと理解できないというふうです。それに対する私の答えは、どっちのストレスを取るか、ということです。

 嫌な親と暮らすのもストレスだが、外に家を借り、働いて家賃を払うのはもっとストレスだということ。日本で働くのは、キツイことだ、家賃も都心では世界一高い。悪い労働環境&高すぎる家賃、それと両親といがみ合いながら暮らすこと、どっちが取るか。私の答えは、いがみ合うほうがマシという結論です。働いて家賃を払うくらいなら、喜んで親子でいがみ合い続ける。一生な。

 そんなことを話しました。オランダでは、ワークシェアリングが実現していて、さらにスクォッティングと空き家占拠が、法律で認められている。ホームレスをせっせと排除する日本とは真逆の対応です。

 インタビューでは、ひきこもりには直接支援こそ大切という話をしました。そのせいでしょうか、記者のシビラさんは私に、AMSTERDAMと刺繍された帽子をプレゼントしてくれ、日本語が読めないのに「安心ひきこもりライフ」を買ってくれ、飲食代を払ってくれ、別れ際、食べかけの甘栗を私にくれました。まさに直接支援です。が、甘栗はどうなんでしょうか。

甘栗

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2011年11月 9日 (水曜日)

atプラス10と人民新聞にインタビュー

at10

 ばーん。atプラス10の、我は如何にして活動家となりし乎というコーナーに、活動家として登場しています。後半の就労支援批判は面白いと思いますので、そこだけでも読んでほしい。大きな書店に行けば必ずある。大物に混じって、ひょっこり載っていますので見てみてください。

人民新聞

 ばーん。人民新聞、2011/10/25日号。150円、東京なら新宿の模索舎で手に入ります。昔は新左翼という名前だったのですがイメージが悪いということで、人民新聞になったとか。その思考回路が素晴らしい、私から見るとまったく同じイメージなんだけどな。ゴリゴリの左翼機関紙ですが、フリーターズフリーを手がけている栗田隆子さんが編集に参加していることもあり、社会問題に関心のある方なら、面白いはずです。特に今回のひきこもり特集はお薦めです。カダフィ大佐の記事もよい。人民新聞のサイトで少し読めますよ。

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2011年11月 6日 (日曜日)

珍タイトル大賞

日本タイトルだけ大賞にノミネートされました

 安心ひきこもりライフがノミネートされてしまいました。ノミネート作品、過去の受賞作を見るかぎり、2011珍タイトル大賞と解釈してよいでしょう。タイトルで笑わそうとか狙ってないのに候補です。他には作品はどんなものがあるのでしょうか。

 『世界一周ホモのたび』。アウトでしょ。こういうのでガッハッハと笑っちゃいけない時代だと聞いております。セクシャル・マイノリティとか、性同一性障害とか、そういう言葉もあるわけだから、ホモと言ってしまってはアウトです。

 『ブッダに学ぶゴルフの道〈地の巻〉』。煩悩あふれるナイスショット。個人的にはこれに大賞をあげたいです。アイアンが得意な舎利弗。パワーの目連。バンカーに入れてばかりのアーナンダ。もちろん、ブッダは全部ホールインワンですぞ。

 『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える』。いいえ、買えません。でもマンガなら買える。 

 『図解 牢獄・脱獄』。ブタ箱の解説書。しかも脱獄まで、図入りで解説です。でも、大賞を狙うにはちょっと不謹慎すぎるかもしれません。まだまだ珍タイトルノミネート本はあるが、キリがないのでここでやめておく。

 過去の受賞作は『ヘッテルとフエーテル - 本当に残酷なマネー版グリム童話』と『 スラムダンク孫子』。ダジャレとパロディの合わさった面白味というのがこの賞を獲得する鍵のようです。もうすぐ、一次選考ですが、『安心ひきこもりライフ』程度のぬるいタイトルでは、とても受賞など望めそうもないのが残念です。

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2011年11月 4日 (金曜日)

ひきこもりグレーゾーン

 ひきこもり男子は、「働ける」と「働けない」とにはっきりと、分かれているわけではない。働けるを黒、働けないと白とするなら、ひきこもり男子のほとんどはグレーなのです。働ける人とまったく働けない人との間に、壮大なグレーゾーンの中に存在しているのです。これを考慮せず、一律同様に就労訓練させるから、一部の成功例を除いて、ほとんどが挫折して、ひきこもりノイローゼになってしまう。

 働く力もさまざまです。1日に1時間しか働けない人から8時間フルに働ける人と、それぞれのタイプがあります。当然、社会復帰や社会参加のやり方も、人それぞれで、変わってくるはずです。更に言えば、1週間に5日間勤務できる人と、週1日勤務で精一杯の人とがいる、当然社会参加のやりかたは全然違ってくるでしょ。

 労働タイムが1時間〜8時間、労働日数が1日〜5日、これらの多様な組み合わせ、これだけでも実に多くのパターンがある。本人の能力にばらつきに合わせて、多様な働きかた、多様な勤務体制を作らない限り、就労支援なんていくらやっても、継続的に働けるようにはならんでしょう。

 さらに不況・災害・原発事故で、働きたい人に比べて求人が少ない。だから訓練よりも先に、就職先を確保しなければいけない。そして、その職場で働けるよう、仕事先にあったオーダーメイドの訓練をするべきだ。極端な例えを言えば、就職先が自衛隊の人とと、コンビニで働く人とが、おなじ就労訓練をしていていいわけがない。自分が採用される仕事にあわせてものでなければ、訓練にならない。

 就労訓練と称して、たこ焼きやお好み焼きを作っていても、それは就労訓練ではない、料理作りですよ。何年やっても料理作りの訓練のまま。就労未経験者でままで、履歴書は真っ白のままです。

 景気がよく、労働者が足りない時にだけ、就労訓練は有効だった。でもそんな十以上前の成功例を繰り返しているから、成果が出ない。就労支援で脱ひきこもりできた、そんな思い出にいつまでも支援者がしがみついている、そのことが若者支援塾などに代表される、現在のひきこもり支援失敗の原因であろう。過去の成功というのが、現在の失敗を生むのですな。

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2011年11月 2日 (水曜日)

続・静岡13人

 定員60人の会議室に13人。授業が終わった後の、放課後の教室をイメージして欲しい。そこで、マイクを持って講演会をしたのです。つまりは、そういうことなのです。

 ただ、ひとつ強調しておきたい。いい内容のイベントでした。会議室が広すぎたという、一点を除けば完全に成功しているイベントですよ。20人くらいで一杯になるくらいの会場を使い、交流会は近くのマクドナルドかなんかでやれば、心温まるいい催しになったと思います。主催する側だけでなく、来てくれた人もとても熱心で、ヒューマンな人ばかりだった。なんとも、もったいない。

 不登校シンポジウムに出演していた、荻野さんなんか私より面白いトークをしていし、くるみちゃんや、伊藤さんのトークもいい味わいを出していた。ふらっとの代表である高橋くんの生命力のない話しぶりは、よくできたシュールコントのようで愉快きわまりない。

 機会があれば、静岡でリベンジしたいのですのう。追伸、高橋くんへ。おみやげにもらったうまい棒、全部しけっていました。賞味期限内なのに、しけっていましたぞ。ハズレってことなのかな。

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