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2008年9月29日 (月曜日)

ひきこもり大恐慌

 恐怖とは何か。誰からも必要とされていないという思い込みではないでしょうか。いざという時に誰も助けてくれないということに怯えている。仮に無用の木偶の坊だとして、脱・木偶するにはどうすればいいでしょうか。必要とされる人間になる、信頼の置ける仲間や親友をたくさん作る、というふうにはなるはず…。でも実際はどうでしょう。

 誰からも必要とされる「お金」に執着するようになる。そのお金を得るために、就労にしがみつくようになります。価値のない人間が、価値のあるお金を持つことで、困った時に助けてもらおうと考えるのです。だからお金が稼げない状態に恐怖するのです。

 「世の中はお金だ」ということは、世の中は誰からも必要とされない、石ころのような、孤独な人間だけが住む絶望的な世界だ、ということじゃないでしょうか。

 人生80年、惜しまれつつ亡くなるというフィナーレを目指し、ひきこもり安心ライフを建設しています。ひきこもり資産の運用、ひきこもり経験を語ることこそ、ひきこもり大恐慌から抜け出す唯一の方法だと信じています。お金じゃない、ほろ苦いメモリーの方が大切だ。誰かが自分を待っている、自分もまた心を打ち明けてくれる誰かを待っている。それが、新興宗教やアムウェイの勧誘でないことを祈りつつね。Photo

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2008年9月26日 (金曜日)

ヒキコモリ越後

 セルジオ越後がサッカー日本代表の悪口を言うたびに、「ブラジルに帰れ!」とテレビに向かって毒づいております。

 ボクは職業訓練という言葉を聞くたびにセルジオ越後を思い出します。セルジオ越後は昔、サッカー普及のため、子供たち相手のサッカー教室を開いていたのですが、サッカー人口は増えず、サッカーの人気は落ちていくばかりです。ところが、ひとたびJリーグ誕生し、プロチームが出来るや否や、あっという間にサッカーは人気スポーツになり、今では野球を脅かすほどです。

 Jリーグは、プロチームをどんどん増やしています。これに対しセルジオ越後は「チームを水増ししても、リーグのレベルが下がるだけ」と批判していました。プロチームが増えなければ、プロ選手を目指す人間も増えず、サッカーのレベルは上がらない。そんなことすらセルジオは分からずに、未来の日本代表選手を作るのは自分だと、サッカー教室三昧です。

 ひきこもり支援に目を向けてみましょう。ヒキコモリ越後という日系ブラジル人が開く、ショクギョー教室が、日本のあちらこちらで、おこなわれています。いいがなものでしょうか。

 働く場がないのに、脱ひきこもりのためと、就労支援と称して働く練習をさせる。やめるべきです。不安になるし、暗くなるし、疲れるし、生きているのが嫌になります。この流れを一回止めないといけません。間違っていることをやめ、正しいことを受け入れる。まずは、ヒキコモリ越後をブラジルに強制送還させましょう。Sssimages

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2008年9月24日 (水曜日)

Fonte

 たぶん9月15日号Fonte(旧名・不登校新聞)のどこかにボクのインタビューが載っているはずです。雑誌ではなく新聞です、小さいタブロイド紙の大きさで、8ページのもの。原稿は確認しているので、内容は分かっているのですが、実際どんな感じで仕上がっているのか見てみたい。

 ネットで検索したところ、横浜の中央図書館においてあることが分かりました。ひきこもりの巡礼地として知る人ぞ知る図書館です。日本一ホームレスの多い図書館ではないでしょうか。本だけでなく、CDやDVDもあり、視聴することができます。自習室もあり、浪人生も多い。平日の昼間は、俺に任せろと言わんばかりの、頼りになる図書館です。不登校記事満載のFonteの読者に相応しい場所ですよね。

 なのに、どうしたことでしょう。あるはずのFonteはありません。あったのは、一年以上も前のバックナンバーだけ、聞けば購読を中止してしまったそうです。図書館員の人が大変親切で、最新号が読みたいボクのためにコンピュータでいろいろ調べてくれました。でも、神奈川県内の図書館になく、東京都の図書館にもない、唯一あったのが国会図書館でした。あなたは、自分のインタビューを読むために永田町まで行けますか。

 インターネットは情報を調べるのにすごく便利だけど、公式サイト以外は、裏を取ることが出来ない。情報の原典にあたってこそ、ひきこもりジャーナリストでしょ。Fonteは稀少なものですが、関心のある人は是非、手にして保護してもらいたい。では、国会図書館で会いましょう。Img067

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2008年9月21日 (日曜日)

ひきこもり支援マニュアル

 餓死する、ホームレスになる、大変なことになると、根拠のない恐怖でひきこもりを不安にさせてから、実体のない安心を売る。会社で働いて給料を貰うことでしか、恐怖は取り除けないと嘘をつく。高額な料金を取って、就労支援とは名ばかりの商売をする。恐怖とは自分の中から生まれたものではない。他人の頭の中にある想像上のものを、押しつけられたに過ぎない。

 マッチで火をつけて、自分で消す。ひきこもっている本人や家族に、恐怖を押しつける人間を取り締まったほうがいいのではないか。いい学校に行かないと将来貧乏になるという恐怖を押しつける学習塾。死んでお金がないと葬式も出来ない、遺族が餓死すると脅す、保険会社。泥棒があなたの家に狙っていると、宣伝するセキュリティ会社。敵が攻めてくると言い、兵器を量産する国家。

 ひきこもっていても平気だったから、ひきこもり中年男子が存在する。実際、大丈夫だったんだ。なのに、ひきこもりの高齢化が問題だと騒ぐ。 将来という言葉を使い、人を不安にさせ、恐怖させる。そのあとで商売をする。嘘の安心感を売って儲けようとする。そういう輩がたくさんいる。名ばかりの就労支援、働く練習、仕事ごっこ、こんな糞の役にも立たないもの、「就労」による安心した将来なんて空想にもほどがある。

 びくびく怯えていても切りがない。自分という人間の素質について考えてみる。びくびくせず、何の悩みもなく、朗らかに笑って過ごせるのだろうか。本心から、明るく元気な仲間と陽気に騒ぎたいと思っているのか。友達が少ないことが恐怖なのだろうか。貧乏で贅沢が出来ないことが恐怖なのだろうか。目立たず、ひっそりと生活することが恐怖なのだろうか。自分の現在の安心より大事なものがあるとは思えない。安心ひきこもりライフ、陽の当たらない場所で、もぞもぞ生きていくぞ。Gixmil2_2

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2008年9月18日 (木曜日)

ひきこもり資産

 ひきこもり中年男子のほとんどは、裸一貫でひきこもってきた叩き上げです。良くも悪くも、無一文から今の地位を築いた。資産というと、お金のことばかりに目が行くが、そうではない。ひきこもり場合、資産といえば、「ひきこもり経験」のことです。

 ひきこもりから抜け出そう、ひきこもりをやめよう、とか考えているだろう。それはお金持ちが仕事だけの人生をやめて、田舎でゆっくり暮らそうと考えるのと仕組みは一緒。もてもて男子が、もうナンパ遊びは卒業だと言い出すのと同じです。社長にはお金という資産があり、もてもて男子には女という資産がある。ひきこもりには、ひきこもり経験という資産があります。もう飽き飽きだ、満腹だ、違うことがしてみたいと言っているだけですよ。

 あなたは、もう資産家なのです。ひきこもり銀行には、溢れんばかりの、ひきこもり経験(ほろ苦いメモリー)がつまっている。資産を貯め込んで、眺めているだけだなんて…、いかがなものか。ほろ苦いメモリーを語ることが、ひきこもり資産家の義務だとボクは思います。

 無理解な家族という荒地を開拓し、親子でいがみ合うことで開墾した、ひきこもり大地。ひきこもり前編の大部分を占める不毛な争いをやめさせるために、ひきこもり中年男子の資産運用がかかせません。ひきこもりの公共事業ですよ。

 ひきこもり資産が乏しかった昔、ひきこもり経験談と言えば、お寒いつまらない脱ひきこもり物語くらいしかありませんでした。子供だましです。陳腐な立身出世ストーリーに興味はない。あれは貧しい時代の夢物語です。ようやく、本格的なひきこもり経験を話す時が来たのです。ひきこもりカーネギーが、ひきこもり帝王学を語る時代が訪れたのです。

 なのにどうしたことでしょう、この語らずの沈黙ムードは。溜め込んだ資産をながめて、部屋でうつむいているとは、何ごとですか。経験談を話したがあまり受けなかった。アルバイトで働いている話をしたが、その後すぐ辞めてしまったので会わす顔がない。自分より遥かに重症のひきこもりが語っているので、自分の経験がしょぼく感じる。話が重くて、みんな引いてしまった。ほろ苦いメモリーを語ってこんな目に会ってしまった、もしくはこうなるのではと、怖れているのですな。

 ひきこもり経験を語った後に訪れる、やらなきゃよかったと思う心の痛みを、ひきこもり用語で「成長」と呼んでいます。ひきこもり後編の第一章は、たまりすぎた資産の運用と、その後に訪れる心の痛みに耐えることです。株に手を出して損をする、資産運用に失敗した、あの気分です。失敗は成功の元とは、ひきこもり資産運用のことだと聞いております。損を怖れず、ひきこもり経験を語ること、それだけがひきこもりの現在を明るく、安心したものにする。Photo

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2008年9月15日 (月曜日)

仕事 そのニ

 しめしめ45。地球にも自分にも優しいひきこもりなら、ゴミの分別はきちんとやっているはず。新聞、雑誌、ダンボール、その他の紙を、各品目ごとにまとめ、「ひも」でしばって捨てている。

 なぜ、ひきこもりのしばったひもは、だらーんとするのか。そしてひもの隙間からてろーんと新聞紙が出てくるのか。古紙置き場にもって行く途中に、ばらばらになって泣きべそをかくのか。

 しめしめ45してないからだ。きりっと締まり、きりっと止まる。しめしめ45の世界に、ゆるむと言葉はない。伸びない、たるまない、てろーんとしない、ばらばらにならないから泣きべそもかかない。得意満面。古紙をひもではしばるのが楽しくなる。

 でも欠点もある、値段だ。2,500円位した。新聞紙やいらなくなった本をしばるのにあなたは2,500円出せますか。付け足すなら、しめしめ45は全てオリジナル部品で成り立っている。しめしめ専用ひも、専用ひも止めクリップ、専用カッターとある。消耗品、維持費が高くつく。お金をかけて、古紙を捨てている状態。いかがなものか。

 あえて言おう、その価値はあると。むしろ安い。ボクは大変後悔している、しめしめ45の高級後継機種である「しめしめ45II」を買えばよかったと。こちらは3,500円位するが、しめしめレバーというのがついており、握れば握るほどひもがしまるという、しめしめ好きには堪らない機能がついている。お尻をきりっとさせるために、ウォシュレットがあるように、しめしめ45は古紙をキリッとさせるためにある。ひきこもりの仕事というのは、ここぞという部分をきりっとさせる事じゃないだろうか。

 しめしめ45できちんと締め上げ、ひと塊のブロックのようになった新聞紙を見るたびに、いい仕事したな、ひきこもって良かったと思う、そんな一品です。社会復帰が遥か彼方に遠のいたぞ。Simesime45

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2008年9月12日 (金曜日)

エッセンス・オブ・鳴かず飛ばず働かず

 もうエントリーを300くらい書いてきた。同じようなテーマというか、ほとんど同じ内容のものもある。記憶力の低下による、文章の輪廻転生があちらこちら見える。まとめと反省の意味をこめて、ダブりの多い話題の代表的なものを抽出してみました。生放送なのにやってるコントの内容は再放送という、8時だよ全員集合のドリフターズ状態にならぬよう、これからは気をつけます。

●ひきこもりとは何か
ずっと、ひきこもっているとどうなるのか?
ひきこもりピラミッド
ひきこもり後編

●ひきこもりは、どうやって生きていくか
半人前理想主義
格差社会とひきこもり
ひきこもり作業所

 こんな感じでどうでしょうか。

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2008年9月10日 (水曜日)

丹波ナチュラルスクール

丹波ナチュラルスクール

web魚拓というのを取ってみました。西岸寺、焼き討ちでございます。

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みんなの半人前理想主義

 半人前、数字に直せば0.5人前です。半人前を目指して日々精進していますが、今は0.2人前くらいです。そのことに気づきました。あと0.3人前分だけの努力をしようと思います。多くても少なくてもいけない。正しい精進が、正しい半人前を作り出します。

 半人前こそが、ひきこもりが目指すべき理想の姿です。ひきこもりブッダの境地も、この完全なる半人前にあります。が、半人前を受け入れてくれる会社が見当たりません。会社が採用するのは、数字にすると、1.0人前の立派な人ばかりです。その立派な人は、いつも忙しく、疲れていて、怒ってばかりです。なぜでしょうか。

 半人前を正しく受けいれないからです。半人前に0.5人前の仕事を任せれば、仕事に余裕が生まれるはずです。1.0人前の人達が、1.5~2.0人分も働く必要がなくなる。年を取ったり、病気になっても、半人前の仕事が世の中にあれば、安心して暮らせます。定年退職こと老人リストラも少なくなります。

 1.5~2.0人前と言いましたが、人間である以上、一人前が限界に決まっています。それ以上の無理をやらされるのは、刑罰です。世の中に半人前が自由に出入りできる仕組みを。多くの人に幸せを与える、半人前理想主義に乾杯。1953987

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2008年9月 8日 (月曜日)

半人前理想主義者宣言

 「6ヵ月以上自宅にひきこもって社会参加していない状態が持続している」というのが、社会的ひきこもりの定義だと聞いております。ただ、ひきこもり後編ともなると、虚ろな社会参加をしてしまいがちです。例えば、ひきこもり作業所に出かけて、畑に大根の種を蒔く。いかがなものでしょうか。こんなサナトリウムのような場所での畑仕事が社会参加なのでしょうか。

 半人前理想主義者として定義しておきます。何もかもが、社会参加であると。生涯家事手伝いでいい。生涯ボランティア活動でいい。生涯カルチャースクールで問題はない。一生、通信教育でかまわない。人生80年を資格試験に費やしてよし。パートで合格。アルバイトで成功。フリースペースに一生いてよい。ずっと作業所のままでよい。趣味のサークルだけで十分である。習い事だけの人生を肯定します。ちゃんと社会参加している、参加率100%です。半人前理想主義の実践者たちよ、胸を張れ。Viva la Han-nin-mae!8949829

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2008年9月 5日 (金曜日)

若者はなぜ3年も続くのか?

 若者はなぜ3年で辞めるのか?そして、ひきこもりはなぜ3日で辞めるのか。例えばコンビニエンスストアで働き始めたとする。

 アルバイト1日目、何をしていいか分からず店内にずっと棒立ち。2日目、勇気を出すも、蚊の鳴くような声で「いらっしゃいませ」が精一杯。店内のBGMに負けていると、店長に客の前で叱られる。この時、すでに黒い決心をしている。3日目、お約束の無断欠勤からのフェィドアウトを実行。

 全てのひきこもりがこうだと思ってもらいたい。辞める理由よりも、若者はなぜ3年も仕事が続くのかが、知りたいですね。3_

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2008年9月 3日 (水曜日)

働かないと大変なことになる

 就労すること、そこから逃避すること。悪いひきこもりは、これらを交互に繰り返す。就労に対する腰の引けた、ハエ一匹殺せないような、ジャブを繰り出す。もしくは、TVゲームに熱中し、頭の中を真っ白にして、無の境地へと逃げ込む。

 働かないと大変なことになる。この漠然とした恐怖が人生の全てになっている。働かないと、餓死する、ホームレスになる。でも、なってないでしょ。そもそも、一流の学校や、一流の会社に入れないことが「大変なこと」だったはずです。若かりし日の、優等生だった頃の、まだ可能性があった頃の自分を思い出してみてください。

 日々、大変のレベルが下がっていることに、気づいたでしょうか。中年にもなって無職でいることは極めて、大変なことだったはずです。出世をして、立派な役職についていなければ、大変だったはずです。25歳までに○○しないと大変なことになる。最悪、30歳までに○○しないと、もう死ぬしかないと思っていたでしょ。

 ○○しないと大変なことになる。これに実態はない。分からないものに恐怖している、分からないから恐怖を感じる。脱ひきこもりをかけて必死に働いても、この恐怖と不安はなくならないでしょう。働けば、新しい恐怖と不安が現れるわけです。就労とそれで得たものを、維持し続けなければいけない。そんな恐怖に怯えることになります。いかがなものでしょうか。

 ひきこもり中年男子であるなら、もう何年も前から大変なことになっているのです。今も大変な状態なのです、現在進行形なのですよ。なのにどうしたことでしょう。パソコンの前にどっしり座り、ブログを楽しんでいるじゃないですか。

 だからと言って、慌ててパソコンの電源を落とし、求人雑誌を見るのはやめてください。ばればれです。自覚がないかもしれませんが、あなたは「大変なこと」をすでに乗り越えているのです。普通の人はここまで、堕ちることが出来ません。手遅れに早いも遅いもありません。手遅れは手遅れでしかない。間に合うのなら、ジタバタするのもありでしょう。しかし、ひきこもり中年男子であるなら、もう間に合わないのです。あなたは働かないと大変なことになった、あとの状態なのです。こうなりましたという、見本なのです。

 さも、変えられる将来がある人のように、恐怖する必要があるでしょうか。まな板の上の魚が海に逃げることを考えるでしょうか。就労に対する恐怖は何年も前に過ぎ去った、と気づくべきです。正しくひきこもること、その心構え、その心意気こそ、安心ひきこもりライフですよ。Kyujin

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