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2007年9月19日 (水曜日)

ひきこもりのライバル企業

 ひきこもりのライバル企業、母親。一日三食限定の定食屋、母親。二日に一回営業するクリーニング屋、母親。これで父親の給料の半分が収入になる、税金もかからない。こんなおいしい利権に飛び付いたのがひきこもりだ。父親の給料をめぐって激しいシェア争いをくりひろげる、母親とひきこもり。「出てけ」「うるせー」の罵りあいの下にはこういう資本主義の経済の法則があったのだ。

 スネをかじられるのは父親である、しかしスネをかじらせまいと断固ひきこもりに反対し、弾圧をくわえるのはもっぱら母親である。世間体だけではなく、経済競争の観点からも母親はひきこもりに勝たなければいけないのだ、この場合の勝ちとはひきこもりを家から追い出すことだ。

 ひきこもりが家から出ることなどありえない。ひきこもりこそ規制緩和で「父親のスネ」業界に新規参入してきたベンチャー企業なのだから。確実に商売になる、シェア争いに勝てるという確信をもって参戦してきたのである、一歩も引く気はない。そもそも一日三食しか作らない料理屋が経済的に自立しているという時点で、もう共産主義ではないか。機会平等、公平な競争を父親のスネ団体に要求する者である。家事産業に胸をはって参戦しようではありませんか。カルテル・トラスト・コンツェルン、母親財閥による不当な独占と排除の禁止を要求します。洗濯したり掃除をしたら、ひきこもりにも「父親のスネ」を受け取る権利があると、私はそう申し上げたいのです。

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